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【プロが教える】外壁塗装をDIYで行う方法を解説!道具・塗料選びも完全ナビ

【プロが教える】外壁塗装をDIYで行う方法を解説!道具・塗料選びで失敗しない

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外壁塗装は高所作業を含むため、必ず安全を確保したうえでおこなってください

こんな人に読んでほしい
  • 外壁塗装をDIYでチャレンジしたい
  • 失敗しないようプロの意見を聞きたい
  • 道具・塗料選びをサポートして欲しい

この記事は僕が今まで学んだノウハウを思いっきり詰めこみました。外壁塗装をDIYで成功させるのに必要な情報が盛りだくさんです。

ただ、塗装だけにこだわるのはよくありません。塗装では解決できないこともあるからですね。詳しくは外壁塗装はなぜ必要?放置するリスクと注意すべきポイントを解説をご覧ください。

この記事の内容は長くなります。完成するまでは情報を追加していくのでよろしくお願いします

一気に読んで覚えるというよりも、たまに必要な部分を見返すような感覚で付き合ってもらえたらと思います。

けーぶる

基本的なことから、マニアックな部分まで揃えていくので楽しんでもらえたら嬉しいです。

タップできる目次

DIYで外壁塗装する場合にかかる費用はいくら?

DIYで外壁塗装する場合にかかる費用はいくら?

ざっくりですが、外壁塗装にかかる費用を表にまとめました。

スクロールできます
内容参考価格備考
下塗り5千〜1万円 / 1本(16L)30坪ほど家なら1本くらい
上塗り1万〜2万円 / 1本(16L)30坪ほど家なら2本くらい
養生5千〜2万円 / 1式適量あれば問題なし
シーリング材5千〜2万円 / 1式補修、打ち替えする量によって変わる
刷毛1千〜2千円 / 1式安いものでOK
ローラーセット1千〜3千円 / 1式ヘタったら交換するのがおすすめ
高圧洗浄1万〜4万円 / 1ケ高圧洗浄は必要
費用の参考価格

材料費に関しては、家のサイズにもよりますが「6〜15万円」くらいあれば足りるはずです。

よっぽど高い塗料を選ばなければこのくらいに収まります。シリコンとかラジカル塗料ならこんなもんですよ。

あとは足場費用に15〜20万円はかかりますね。合計で21〜35万円くらいがDIYにかかる費用です。この段階では目安ですけどね。

とにかく費用を抑えたい人は、火災保険を使うのもありです。詳しくは【知らないと損】外壁リフォームで火災保険を使うのは裏技ではなく正攻法をご覧ください。

外壁塗装をDIYで行う場合に必要な道具・準備するもの

外壁塗装をDIYで行う場合に必要な道具・準備するもの

基本的な道具をまとめました。これだけは絶対ないと始まらないっていうレベルの道具です。

その他に必要な基本道具は【厳選】塗装をするうえで絶対に必要な基本道具を5つ紹介で解説してます。

養生道具:マスカー・マスキングテープ

養生に必要なのはマスカーとマスキングテープのみ。サイズは、養生するものに合わせて選んでOKです。

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マスキングテープは18ミリが基本ですが、30ミリとかもあると便利です。

破れたら困るような歩く場所や、絶対に汚したくない場所はブルーシートを使ったりもします

塗装道具:刷毛・ローラー

定番の刷毛、ローラー。あとはローラーバケットもあると便利ですね。

目地刷毛も大活躍です!

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外壁に使う塗料は水性がおすすめなので、刷毛は水性専用のものがいくつかあればOKかなと思います。

ローラーは安くてもいいのですが、それなりの性能は欲しいところです。

外壁塗装で活躍するローラーは6インチのスモールローラーです。

ローラー用に専用のバケットもおすすめ

ローラーに関しては外壁塗装におすすめのローラーを紹介【経験をもとに厳選しました】にまとめてありますのでご覧ください。

高圧洗浄機

できれば高圧洗浄機は用意してほしいです。ケルヒャーとかで十分なので。

そもそも洗わないのは論外ですし、もし塗料が剥がれた場合は自己責任になります。

シーリング材

目地のシーリング材を打ち替えのに必須。クラックの補修にも最適です。

塗装できるシーリング材。シリコンはダメですよ!必ず塗装ができる「変成シリコン」を選んでください。

シーリングについてもっと詳しく知りたい人は外壁コーキング(シーリング)の正しい選び方|おすすめを紹介をお読みください。

DIYでも失敗しない外壁塗装の塗料選び

DIYでも失敗しない外壁塗装の塗料選び

基本的には、下塗りも上塗りも、DIYでも扱いやすい「水性塗料」をおすすめします。

塗料に関する基本的なことは【基礎】塗料の上塗りと下塗りの役割、中塗りが必要な理由とは?で解説しています。

外壁塗装に使われる上塗り塗料は次の種類がよく使われていますね。

スクロールできます
塗料の種類耐用年数備考
ウレタン塗料6~10年DIYで塗るなら選ばないほうがいい。コスパが悪い。
シリコン塗料8~13年信頼も実績のある塗料。おすすめ。
ラジカル塗料10~15年登場してから10年ほどの塗料。なかなかおすすめ。
フッ素塗料13~20年性能抜群の塗料。ただ価格が高いし施工が少し難しい。
おすすめの上塗り塗料

ここでおすすめする塗料は、シリコンかラジカルです。まずは下塗りから見ていきましょう!

下塗り塗料

下塗り選びは特に重要です。外壁の種類に合わせて選んでいく必要があります。

下塗りの基本的な使い分け
  • 窯業系→シーラー
  • モルタル→フィラー
  • 金属系→サビ止め

基本的には上記でOK。サビ止めに関しては「油性」を選んだほうが強度的にも安心ですね。

水性のサビ止め塗料もあるので、油性が嫌いな人は試してみるのもいいかもしれませんね。

外壁に合わせたおすすめの下塗り塗料は外壁別に適した下塗りの選び方|状態に合わせてDIYにおすすめ塗料を紹介!をご覧ください。

上塗り塗料

値段に関しては以下を参考にしてください。

塗料の種類価格(1本)
ウレタン塗料10,000円〜
シリコン塗料12,000円〜
ラジカル塗料14,000円〜
フッ素塗料60,000円〜
水性塗料の価格:楽天、Amazon調べ

せっかくならDIYで塗るのなら、シリコン以上のグレードを選んでください

価格を見て「安っ!!」と思う人もいるかもしれませんね。当たり前ですが、プロは技術料としてお金をもらうので、塗料の費用はこんなもんです

フッ素の性能は抜群ですが、少しクセがあるのでDIY向きではありません。上手く塗装しないと、密着不良が起きたりします。

上塗りの詳細は外壁に使う上塗り塗料の費用や選び方|DIYにおすすめの塗料も紹介!をご覧ください。

けーぶる

シリコン塗料のコスパの良さは価格にもあります。

迷ったらシリコン・ラジカル塗料でOK

やはりおすすめは、シリコンかラジカルです。どちらも塗りやすく、DIYに向いています。

とくにシリコンはプロからも信頼を得ている人気塗料。これを選んでおけば失敗はないでしょう。

実績が多くて安心なんですよね。よくコスパがいい塗料として紹介されますが、性能もバッチリですよ

おすすめの塗料はDIYにおすすめの水性シリコン・ラジカル塗料を3社ピックアップして紹介をチェックしてください。

外壁塗装の正しい塗装工程

外壁塗装の正しい塗装工程

 プロが行う場合の日数です。参考程度にご覧ください。イメージとしては、ベテラン職人と若い職人の2人組。30坪ほどの住宅ですね

1週間〜10日にで終わる作業です。

スクロールできます
内容日数備考
足場設置1日だいたい1日あれば完成。
高圧洗浄1日半日〜1日かけてきれいに洗浄。
シーリング1日〜2日打ち替えでも2日ほどで完了。専門業者に任せることもある。
養生1日〜2日だいたい1日か1.5日。下塗りまで入れば最高。
下塗り1日1日あれば終わる。
上塗り(2回)1日〜2日かかっても2日。
掃除・チェック1日〜1.5日養生外し。掃除だけなら1日で終わる。
足場解体1日半日か1日で片付ける。
外壁塗装の作業工程
けーぶる

基本的にも1日に1つの工程をやるのが理想のペース。人数や家のサイズにもよるので、ホント理想です。

足場の設置

足場

塗装工事には足場が必ず必要。30坪くらいの家なら、1日あれば終わるはずです。

足場がないと安全に作業できません。はしごはきついですよ。

玄関など、足場の組めない場所は脚立で塗装します。

高圧洗浄

高圧洗浄

高圧洗浄機を使い、外壁の汚れを落としていきましょう。窓や土間など、塗装しない部分も一緒に洗い流しておかないと、養生が上手く貼り付かないですよ

周りに飛び散っても気にならないので、雨の日に高圧洗浄するのがおすすめ。

洗浄が終わったらは外壁を乾かすために、晴れた日で1日以上は放置しましょう。

シーリング工事(コーキング)

シーリング工事(コーキング)

外壁のつなぎ目や、窓まわりのシーリングを新しくできたら最高です!ひび割れがあればチェックしておきたいですね。

高圧洗浄のときに補修部分がないかチェックしながら進めましょう。

劣化具合を見て判断してください。シーリングが弱っていると、上から塗装してもすぐに割れてくるかも

養生

養生

塗装しない箇所が汚れないように、ナイロンで保護していきます。簡単そうに見えますが、けっこうセンスが問われる作業なんですよ

けーぶる

一見地味な作業に見えますが、プロでもけっこう技術の差が出ます。

下地処理・下塗り

下地処理・下塗り

シーラーだったら塗りやすいんですが、サフェーサーは苦戦するかもしれませんね

ここで埋まらないクラックは補修するしかありません。しっかりチェックしておいてくださいね。

上塗り2回

上塗り2回

ここまでくればけっこう楽しい作業。色が変わっていくから面白いんですよね。

必ず上塗りは2回塗りで仕上げてくださいね

塗料によって違いますが、気温が20℃以上であれば、4時間くらいで塗り重ねてもOKです。

ここできれいに仕上げるための下塗りなので、上塗りでひび割れとかを埋めようとしたらダメですよ

養生外し

養生外し

養生をすべてバラします。掃除をしながら塗り残しがないかチェックしていきましょう!

サッシ周りに汚れが付いていたら目立つので、きれいに掃除してください。

外壁塗装をDIYで成功させる3つのコツ

外壁塗装をDIYで成功させる3つのコツ

基本的なポイントを抑えれば、外壁塗装はそこまで難しくありませんよ。

外壁塗装を成功させるコツ
  • 塗装の注意点を理解する
  • 塗る範囲を限定する
  • 下地処理をしっかり行う

外壁を塗装する時期も仕上がりに関係してきますね。外壁のベストな塗装時期は、こちらの外壁の塗装時期を築年数で判断したらダメ|外壁の種類に合わせて判断すべきをご覧ください。

基本的な塗装の注意点を理解する

感想時間とか塗る量とか、けっこう勘違いされている部分があるので注意したいところです。

とくにDIYでは、工事が完了するまで時間がけっこうかかるはずなので、乾燥時間は要注意。塗料によってちょっとずつ違うのですか、以下を参考にしてください。

  • 下塗り→4時間以上7日以内
  • 上塗り→3時間以上7日以内

放置しすぎたらダメなんですよね。素人が塗装すると剥がれるのはここが原因。放置しすぎると、密着不良が起きる可能性があるんですよ

こちらの【初心者】外壁をDIYで上手く塗るための”超”基本的なポイントでも解説しています。

けーぶる

ここに関しては、塗装の段取りをちょっと工夫すればOKです。

塗る範囲を限定して集中して塗る

DIYで外壁を塗るなら、塗る範囲を決めてください。理想は2日間で壁1面を仕上げること。

塗る範囲を限定して集中して塗る

全ての面を同時にこなせるのは、プロのスピードがあってこそです。とにかく1面でOKなので、下塗り~上塗り2回までを集中して塗ってください

上塗り1回→1週間放置はダメです。こちらのDIYで失敗しない|効率よく外壁を塗装するコツやポイントを解説で最適な方法を解説しています。

外壁の下地処理をしっかり行う

下地処理は高圧洗浄も含みます。外壁をきれいにしてから塗装するのが基本です。塗る前の処理はホント仕上がりに影響しますよ。

  • 金属→ケレン、足つけ
  • その他の外壁→補修など

窯業系やモルタルは、基本的に高圧洗浄できれいになればOKです。金属系の外壁はどうしても下地処理に手間がかかるんですよね

外壁塗装のDIYでよくある疑問

外壁塗装のDIYでよくある疑問

いろいろ質問に答えていきます。

足場ってどうすればいいの?はしごは無理?

はしごでも塗装できますが、かなり危険なので辞めてください。はしごに登って片手に塗料、もう一方にローラーとか厳しいですよね

塗ってしまったら掴まるところもなくなりますしね。ホント無理なんで辞めてください。

外壁が木製の場合はどうすればいい?

木材の場合は、木材専用の塗料を使ってください。劣化の状態にもよりますが、基本的には下塗りは不要です。

以下の記事で塗料を紹介しているので参考にしてください。

シーラーって何を使えばいい?

おすすめのシーラーはとくにありませんが、外壁の状態や塗料に合わせて選ばないといけません。

あまりよくないのが、どんな外壁にも「液状のシーラー」を使うこと。めちゃくちゃ塗りやすくて人気なのですが、細かいクラックは埋まりません。

細かいクラックがある場合は、下地調整剤入りの下塗りがおすすめです。

外壁はどんな色がおすすめ?

好みで選んでOKですが、外壁塗装で人気なのは以下の色です。

外壁塗装の人気色
  • ベージュ
  • グレー
  • ホワイト

汚れが目立たない色、色褪せしにくい色が人気になっています。こちらの外壁の色選びで失敗するパターン|好みで決めなければ成功する理由で詳しく解説しています。

モルタルの場合は下塗りは何がいい?

モルタルは基本的にフィラーやサーフ系の下地調整剤を使うことが多いです。防水性を高める目的があるからですね。

大きなクラックはシーリング剤で埋めるしかありませんし、状況によっては「クラック誘発目地」をつけなれけばいけません

モルタルに切れ目がないと割れやすいため、あえて目地を作って割れにくくする役割があります

外壁をスプレーで塗りたいんだけどおすすめの道具ある?

スプレー塗装は養生が大変ですし、塗装も難しいです。ただ、電動のスプレーが活躍することがあります

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窓の周りなど、養生に塗料が滲みやすい部分はスプレーで吹き付けることで、滲みにくくなります。

けーぶる

あくまでも補助ですよ!

塗料ってツヤ有りとツヤ消しどっちがいいの?

基本的には塗料は、ツヤ有りのほうが耐候性は高くなっています

半つやなどは、ツヤを落とすために「フラットベース」が入ってるため、若干性能が落ちます

とはいえ、ギラギラした見た目が苦手な人もいますよね。個人的におすすめなのは3分ツヤ。自然な仕上りになりますよ。

詳しくは外壁塗装に使う塗料ってツヤ消しだとヤバい?ツヤ有りのほうが安心?で解説しています。

平屋の場合は足場っていらないよね?

平屋の家なら脚立、もしくはローラーの継ぎ柄を使えば塗装できます。脚立と足場板を組み合わせたりすれば、さらに塗りやすいですね。

ただし、2メートル以上の高さになるようなら注意です。怪我や事故が多いのは、2メートル前後の高さなんですよ

けーぶる

高所では気を張っているのに、ちょっと高さが低いと気が抜けるんでしょうね。

ホームセンターで塗料を揃えてもいい?

ホームセンターの塗料は辞めておきましょう。悪い商品ではありませんが、やはりプロが使う塗料よりは性能が低いです。

インターネットで誰でもプロ用の塗料を購入できるので、せっかくならしっかりした塗料を使いましょう。

ホームセンターの塗料に関してはホームセンターの塗料とプロが使う塗料の違いは?おすすめの塗料はある?をご覧ください。

外壁塗装DIYはおすすできるの?

ぶっちゃけおすすめはしていません。ただ、DIYのほうが安くなるのは事実です。そのためなるべく失敗しないようにと、この記事を作成しています。

あと費用でいうと安く感じますが、実際に塗装にかかった時間を計算に入れていない人が多いですよね

こういうとあれですが、外壁塗装にかかった時間だけバイトしたら、どれだけ稼げるんでしょうかね。その部分も予算として考えたら、けっこう高くなるんじゃないかと思っています。

バイトすればDIYより安くなるんじゃないか説

もし外壁塗装に20日間かかったとします。そうすると、20日間はバイトに行けたわけですよね

例えば1日1万貰えるバイトだったとしたら、20万。これが全体の費用にプラスされます。

予算が21〜35万円の予定だったところにプラスすると、そこそこいい金額になりますよね。実際に外壁塗装をプロに依頼するためにバイトする人は少ないでしょうが、考え方としてはこんな感じです。

ヌリカエのような見積もりサイトを使えば、無料で費用がわかるので、まずはプロに依頼する費用を知っておくべきかな思います。

見積もりをしたからといって依頼しなければいけない決まりはないので、まずは見積もりをとってみて判断してください

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