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オイルステインをキレイに塗るコツ【失敗しない方法を紹介します】

オイルステインをキレイに塗るコツ【失敗しない方法を紹介します】

木材を塗装するのに使うオイルステイン。けっこうイメージ通りに仕上げるのが難しく、プロでも失敗することがあります。

塗るのは簡単なんだけど、仕上がりがキレイにならない、、、

よくある失敗

  • 色がムラムラになった
  • 思ってたよりも色が濃くなった
  • イメージした色と全然違う

こういった経験は初心者によくあること。とにかくオイルステインはイメージ通りの色に仕上げるのが難しいんです。

しかも木材は色を失敗すると、直すのがとても大変。

そこで、この記事では塗装工として木部塗装を経験してきたからこそわかる「キレイ仕上げるためのコツ」を解説します。

失敗した経験がある人なら、この記事を読めば次は成功するはずです。

オイルステインをキレイに塗るコツ

オイルステインをキレイに塗るコツ

オイルステインを塗るのは、刷毛やコテバケで塗るだけなので割と簡単だと思います。特別な技術も必要ありません。

基本的には塗って、拭き取る。これだけの作業。

単純な作業なのでコツをつかめば上達も早いです。

必要な道具

  • 刷毛orコテバケ
  • 拭き取り用ウエス(要らないTシャツやタオルでもOK)
  • ローラーバケットor下げ缶

オイルステインをキレイに塗るためのポイントは3つ

塗るのは簡単なオイルステインですが、キレイに仕上げるには「経験」が必要。経験というと難しく感じるかもしれませんね、、、つまり感覚が全てです。

  • 塗料の希釈(薄め具合)
  • 拭き取るタイミング
  • 仕上がりをイメージできること

上記のバランスが大切です。初めての人には難しいと思うかもしれませんが、ようは「慣れ」です。実際に塗ってみるしかありません。

実際に塗る木材の切れ端を使って「試し塗り」をしましょう。試し塗りに使う木材は実際に塗るものと一緒じゃないとダメです。

木材の種類が違うと出る「色味が」全然違うんです。細かく言えば同じ種類の木材でも、場所が違うと色味も違う時があります。なので、必ず試し塗りをしましょう。

試し塗りの方法を解説します。ここがかなり重要です。

試し塗りは本番と同じ工程で塗装する

試し塗りは本番と同じ工程で塗装する

試し塗りといっても馬鹿にしてはいけません。仕上がりが決まる大事な工程です。ここで手を抜くと、本番も上手くいきません。

手順は下記。

  • 手順.1⇒ペーパーをかける
  • 手順.2⇒塗料を希釈(薄めて)して色の濃さを決める
  • 手順.3⇒ニスを塗る

オイルステイン仕上げの場合は手順.2までOKです。

それでは順に解説していきます。

手順.1⇒ペーパーをかける

基本の工程ですね。「知ってるよ!」いう人ももう一度、目を通してください。ペーパーをかける時のポイントは3つ。

  1. 木目にそってかける
  2. 角(面)や木口をしっかりかける
  3. 全体を均一にかける

何回も言いますが、かなり大事なポイントです。面倒な工程ですが、ここで手を抜いてはいけません。

この工程でオイルステイン仕上がりが決まります。くどいようですが、ここがとにかく大事。更に詳しくいきます。

1.木目にそってかける

木目にそってかけなきゃいけない理由は単純。傷になるから。

木の繊維にそってペーパーをかけるという感じですね。横にシャッとかけてしまうと、ひっかき傷になり色を付けたときにクッキリ出てしまいます。

2.角(面)や木口をしっかりかける

角を触っても痛く感じない程度にかけてください。角がツクツクのままだとせっかく塗った色が取れやすくなってしまいます。

色をつけてからペーパーをかける場合は特に注意です。色が剥げてしまうのを防ぐためにも必ずやっておきましょう。

地味な作業ですが、頑張りましょう!

オイルステイン⇒ニスの場合は、ニスを塗った後にペーパーをかけることで肌触りをキレイに仕上げれます。後で詳しく解説します。

木口は毛羽立ちと吸い込みが多いので、色をつける前にしっかりペーパーをかけておきましょう。肌の仕上がりがザラザラになってしまうのを防げます。

3.全体を均一にかける

これが意外と難しいです。全体を均一にかけることによって、仕上がった時の肌触りと色むらをなくす事ができます。

特に色がつきにくい木材には目荒らしという感じですね。「パイン材」などは木の油分が多く、色がつきにくいのでペーパーをしっかりかけましょう。

ちなみにペーパーをかけすぎるのもダメです。#240くらいのペーパーで適度にかけましょう。部分的に強くかけすぎたりペーパーの番手が細かすぎると「磨き」がかかってしまい色がつきにくくなります。

手順.2⇒塗料を希釈(薄めて)して色の濃さを決める

ここで塗料の濃さを決めます。これは塗料によって濃さが違うので、まずは原液のまま試し塗りをしてから少し乾かして見てみましょう。

  1. 塗る
  2. 拭き取る
  3. 乾かして色を見る
  4. また希釈して調整

この繰り返しで好みの濃さに調節します。

基本的にオイルステインは余分についた塗料を拭き取るので、この段階で塗ってから拭き取るまでの時間の感覚もつかみましょう。

  • しっかり色を付けたい場合は少し長めにおく
  • 色を薄くしたいときは早めに拭き取る

完全に乾いてしまうと拭き取れなくなってしまうので、注意してください。

塗る面積が広い場合には少し希釈を多くしましょう。原液の方が乾きが早いです。

気温が高い時期に広い面積を塗るときは手早く塗らなければいけません。無理せず塗る場所を決めて順番に塗っていきましょう。風が当たると乾きやすいので注意です。

希釈と拭き取る時間のバランスが大事です。自分が塗れるスピードに合わせた塗料の希釈+拭き取る時間=好みの色味を見つけましょう!

オイルステイン仕上げの場合はここで終了です。本番にいきましょう!

手順.3⇒ニスを塗る

ニスで仕上げる場合は試し塗りのときにニスも塗ってみましょう。

着色剤は、ニスを塗ったら色味が濃くはっきり出ます。必ずニスを塗って仕上がりを見てみましょう。

色が薄めのアンティーク調のしたい人はオイルステインを薄めにしておくといいかも。ニスを塗ったらけっこう色がはっきり出ますよ。

これを「色の上り具合」というのですが、この感覚は経験を重ねることでしかつかめません。

オイルステインは水性がおすすめ

オイルステインは水性がオススメ

オイルステインといったら「水性」と「油性」がありますね。

正式にはオイルステイン=油性なんですけど、水性ステインも使い方は一緒なので総じて「オイルステイン」でもOK。

使い方は一緒だけど、色の入り方は「油性」の方がキレイになります。

塗料の色の成分の「顔料」は油性の方が粒子が細かく木の繊維」に入り込みやすいです。

ただ、今の水性ステインも性能が上がって使いやすくなっているので、水で希釈できる水性の方が使いやすいですね。

和信ペイントの水性ステイン(着色のみ)

けっこう使いやすかったので載せておきますね。

特に「これじゃないとダメ」ってものはないので、自分が使いやすいものを選んでください。

とにかくオイルステインは手早く塗るのがキレイに仕上げるコツです。周りが汚れないようにしっかり養生したら準備完了。

後は早く色をつけることだけ考えて塗りちぎりましょう!

後片付けも水性なら楽ちんです。

仕上げのニスも水性でOK

仕上げのニスも水性でOK

ニスも水性をオススメします!油性よりも断然使いやすい!!

ニスは落ち着いた仕上がりになる「艶消し」を選びましょう。まぁこれは好みですが、艶のあるものは最近は人気がない感じですね。

ニスは薄く2~4回塗りましょう

ニスで失敗する人の多くは塗りすぎによるもの。たっぷり塗ればいいってもんじゃありません。

薄く塗り重ねることによって、厚みをつけます。1回で仕上げようとすると上手くいきませんよ~。

使うのはコテバケがオススメ

使い方はこんな感じ

  • 手順1.塗る⇒乾かす
  • 手順2.乾いたら#400~#1000くらいのペーパーで磨く

手順1. 2. を繰り返します。塗る回数が増えるごとにペーパーの番手を上げていきましょう。

最初は毛羽立ちがひどいかもですが、だんだんと滑らかな肌になっていきます。塗る回数は様子を見ながら決めればOK。2回程でザラザラが収まる場合もあります。

とにかくやってみないと分からないことが多いですね。

木材よって仕上がりが全然違うので、経験あるのみです。安い木材は仕上がりもそれなりです。

水性ニスも和信ペイント

これも好みでOKです。個人的に和信が好きなんです笑

以上になります。

上手く塗れるようになるには何といっても経験あるのみです。残念ながら誰が塗ってもキレイになる塗料はありません。

楽しんで塗って、失敗するしかないです。

この記事を読んでくれたあなたが「よしっ!今度塗ってみるか!」と思ってくれたら嬉しく思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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