塗料・色選び

【プロが解説】外壁塗装の塗料選びで失敗しないための5つのポイント

外壁塗装の塗料選びで失敗しないためのポイントをプロが解説 (1)

 

知りたい人
外壁塗装の塗料選びで失敗したくない。何か大事なポイントがあれば知りたいな。

 

こんな疑問を解決します。

 

本記事でわかること

  • 基本的な塗料の性能と種類
  • 外壁塗装に使われる塗料の選び方
  • よく使われている人気の塗料メーカー

 

外壁は塗料が変わるだけで、費用も耐用年数も変わります。しかし、塗料を種類が多すぎて選べない人が多いはず

 

費用・耐用年数の早見表

塗料耐用年数費用目安備考
アクリル塗料~5年1,300円~/㎡安さがウリ
ウレタン塗装~8年1,600円~/㎡密着性が高い
シリコン塗料~10年2,000円~/㎡人気No.1
ラジカル塗料~13年2,300円~/㎡次世代の定番
遮熱塗料~13年3,000円~/㎡猛暑対策に
フッ素塗料~15年3,500円~/㎡耐久性抜群
断熱塗料~15年4,500円~/㎡快適な住宅に
無機系塗料~20年5,000円~/㎡未知数の可能性

※上塗り2回の価格です。

 

けーぶる
高い塗料を使えば失敗しないって思ってるあなたは注意ですよ。

 

そこで、この記事では、塗料選びで失敗しないように基本的なことから順番にわかりやすく解説していきます。

 

現場経験15年塗装歴8年の経験をもとに、塗料選びで失敗しないための重要なことがわかる内容になっています。

 

優良な業者を見つけるためにも大切なことなので、何度も読み返して覚えていただけると嬉しいです!

 

外壁塗装の塗料選びに失敗しないために知っておきたい5つのポイント

外壁塗装の塗料選びに失敗しないために知っておきたい4つのポイント

 

塗料を選ぶときに性能ばかり見ていては良くありません。まずは少しだけ「塗料」について知っておいてください。

 

ポイント.1:外壁に使われる塗料は大きく分けて2種類

 

外壁塗装に使われる塗料は「油性(弱溶剤)」と「水性」の2種類ですね。これは知っている人が多いはずなので、ここからさらに詳しく解説します。

 

塗料の強さ

・水性<弱溶剤(じゃくようざい)

・1液型<2液型

  • 弱溶剤→塗料用シンナーで希釈
  • 2液型→主剤と硬化剤を混ぜて使う
  • 1液型→そのままで使用可能

 

どんな塗料でも「弱溶剤」が強く「2液型」のほうが性能が高いと覚えておきましょう。

 

ポイント.2:基本的な塗料の性能や効果を理解しよう

 

塗料の性能といってもけっこう細かく分かれています。ここで紹介するのは外壁塗装によく使われるものをピックアップしました。

 

塗料がもたらす効果

  • 防汚→汚れがつきにくい
  • 防カビ→カビの発生を抑える
  • 防藻→藻の発生を抑える
  • 浸湿性→膨れ防止
  • 遮熱→熱を反射
  • 断熱→熱を伝えない

 

塗装をして得られる効果は、塗料によって様々です。断熱や遮熱の塗料は、値段が高くなっています。

 

ポイント.3:塗料の艶(つや)は見た目が変わるだけじゃない

艶の種類別の呼び方グロス値
艶有り全艶80以上
7分艶3分艶消し70
5分艶5分艶消し50
3分艶7分艶消し30
艶消し全艶消し3~10

※グロス値は参考までに

 

基本的には「艶消し」より「艶有り」の方が、塗膜が強い。それと、艶消しは汚れがつきやすいので注意しましょう。

 

艶消しの塗料は、フラットベースという艶消し剤が入っているので、艶有りに比べると少し塗膜が弱くなってしまいます。

 

しかし、ピカピカした見た目が嫌いという人も多く、外壁に使う塗料は3~5分艶にして、屋根は艶有りにするのが一般的です。

 

ポイント.4:塗料の性能は塗装業者の質に左右される

 

塗料は誰にでも塗れる簡単なものですが、専用の使い道を考えられた科学の塊ですからね。

 

けーぶる
つまり、ちゃんとした塗装業者じゃないと、性能の高い塗料を塗っても意味がないってことです。

 

質の高い業者とは

  • 塗料の適正使用を理解している
  • 塗装以外の知識も豊富

 

この2点があればOKでしょう。どんな仕事をしても完璧にこなす職人じゃなくてもいいんです。

 

とにかく、基本的なことをしっかり守っている業者は質が高く「丁寧」といわれる業者です。

 

塗るのがうまい人でも、正しい使い方しないと塗料は本来の性能を発揮しません。 実はテクニックよりも「知識」が大事なんです。

 

ポイント.5:そもそもあなたの家の外壁は塗装できますか?

 

あなた家の外壁が抱えている問題は、塗装で解決できない可能性があります。

 

塗装じゃ直せない問題

  • 劣化が激しすぎる
  • 通気がとれていない
  • 雨が侵入する場所がある

 

上記のような問題は、塗装では解決しません。

 

まず原因を突き止めてから「塗装」or「張替え」を検討しなければいけませんね。

 

よくある失敗談で「塗装したのにすぐに剥がれてきた」などの原因のほとんどが、補修をしなかったことによって起きる現象です。

 

けーぶる
まずは原因を調べなきゃいけません。じゃないと何を塗ってもダメ。

 

  • 外壁をキレイにしたい→塗装✖
  • 外壁をキレイにしたい→調べる〇

 

ここに関しては、プロですら判断が難しくなるんです。

 

塗っても効果が期待できないのであれば、塗装不可と判断する場合もあります。

 

そもそも塗料の役割は、表面を保護するもの。外壁の状態がきれいじゃないと効果を発揮できません。

 

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外壁塗装に使われる塗料の特徴・種類を紹介

外壁塗装に使われる塗料の特徴・種類を紹介

 

ここからは塗料の紹介をしていきます。

 

費用・耐用年数の早見表

塗料耐用年数費用目安備考
アクリル塗料~5年1,300円~/㎡安さがウリ
ウレタン塗装~8年1,600円~/㎡密着性が高い
シリコン塗料~10年2,000円~/㎡人気No.1
ラジカル塗料~13年2,300円~/㎡次世代の定番
遮熱塗料~13年3,000円~/㎡猛暑対策に
フッ素塗料~15年3,500円~/㎡耐久性抜群
断熱塗料~15年4,500円~/㎡快適な住宅に
無機系塗料~20年5,000円~/㎡未知数の可能性

※上塗り2回の価格です。

 

塗料メーカーによっても費用が変わってくるので、理解度は30%くらいでOKです

 

塗料メーカーが発表しているのは理論上のデータ

 

メーカーによって売れ筋や推奨している塗料は違います。基本的には、塗装業者に人気の塗料を選んだ方がいいでしょう。

 

  • メーカーおすすめ→売りたい商品
  • 塗装業者おすすめ→実績がある商品

 

メーカーは他社との差別化ためにどんどん新しい塗料を開発しますが、新商品は施工実績がなく「理論上」のデータしかありません。

 

どんなにいい性能だとしても、使ってみないとわからないのが塗料です。

 

性能はいいけど外壁には合わないことだってあるので、あまりカタログ情報ばかりをあてにしてはいけません。

 

外壁塗装でよく使われている塗料

シリコン ラジカル フッ素

  • シリコン塗料:コスパ最高の人気塗料
  • ラジカル塗料:塗膜が劣化しにくい
  • フッ素塗料:費用が高いが性能も高い

 

値段的にはラジカル塗料がコスパがいいのですが、実績が多いシリコン塗料が人気です

 

ラジカル塗料ってなに

簡単にいうとシリコン塗料などをベースに改良した塗料です。ラジカルっていうのは塗装の劣化を引き起こす原因のこと。

 

けーぶる
ラジカル制御塗料が正式な名前です。

 

遮熱塗料・断熱塗料の違いと性能

  • 断熱塗料→薄い断熱材
  • 遮熱塗料→夏だけ快適

 

上記の2つはよく一緒に紹介されますが、性能がまったく別の塗料と思っておきましょう。

 

けーぶる
遮熱塗料は冬の寒い日も太陽光を反射しちゃうんです。

 

無機系塗料

  • 無機質は紫外線で劣化しない
  • 「セラミック」は半永久的な耐久性がある

 

高耐久と期待されていますが、無機質が少しでも入っていると「無機系塗料」と言われるので注意。

 

けーぶる
個人的には怪しい塗料。劣化しない塗料は存在しません。

 

外壁塗装の塗料はどの塗料メーカーを選べばいい?

外壁塗装をするなら塗料メーカーはどれを選べばいい?

 

代表的な塗料メーカー

  • 日本ペイント
  • 関西ペイント
  • エスケー化研
  • 大日本塗料
  • ロックペイント
  • 菊水化学工業
  • スズカファイン
  • アステックペイント
  • 日進産業

 

上記の他にもありますが、ここでは割愛します。数ある塗料メーカーの中でも覚えておきたいのは下記の2社です。

 

人気の塗料メーカー

  • 日本ペイント→値段が高め
  • エスケー化研→手頃な値段

 

もちろん日本ペイントエスケー化研の他にも性能いい塗料を販売しているメーカーはありますが、外壁塗装ではこの2社が人気です。

 

人気=施工例などのデータが豊富

 

塗料選びに失敗しないためには「実績」で選びましょう。

 

日本ペイントの特徴と塗料を紹介

 

日本ペイントは、外壁塗装に使われている塗料も多く、実績、知名度ともに高いメーカーです。

 

全体的に塗料の価格が高いのがネックですが、性能は信頼できるので、多くの塗装業者が好んで使っています。

 

Pick up

 

日本ペイントの塗料は、体感でも感じられるくらい質がいいですね。乾いた後にシンナーで拭いても色が取れにくく、掃除しにくいのですが、それが塗料の性能としては安心できます。

 

エスケー化研の特徴と塗料を紹介

 

エスケー化研は日本ペイントに比べると歴史が浅いですが、外壁塗装においては人気のメーカーです。

 

日本ペイントに比べると価格が少し抑えられた塗料が多いです。 性能はそこそこって感じですかね。

 

Pick up

 

乾いた後にシンナーで拭いた感じでいうと、日本ペイントの塗料に比べて取れやすく、塗装が少し弱い感じがします。

 

塗料が完全に固まるまでのスパンが長いのかなと感じています。

 

外壁塗装におすすめの塗料!あなたに合った塗料とは?

外壁塗装におすすめの塗料!あなたに合った塗料とは?

 

ここでは3つの塗料を紹介します。

 

種類 耐用年数 価格相場 備考
シリコン塗料 ~10年 2,000~3,200円/㎡ 価格と性能のバランスがいい
フッ素塗料~15年 3,500~5,000円/㎡ 性能が高いが価格も高い
遮熱・断熱塗料 ~15年3,800~5,000円/㎡遮熱は暑さ・断熱は暑さ、寒さに効果アリ

※上記の金額は「施計価格」ですので、塗料の値段ではありません。目安程度に覚えておいてください。

 

設計価格とは

塗料メーカーが発表している塗料をつかった場合の工事価格です。見積もりを作成するときの「基準」として使われます。

 

その他の塗料は下記にまとめました。

 

その他の塗料

  • アクリル塗料:基本的に使わないので省略します。
  • ウレタン塗料:近年ではあまり使わないので省略します。
  • 無機系塗料:個人的におすすめしません。

 

ウレタン塗料は今でも使われていますが、外壁に関していうと使用頻度が下がりました。

 

シリコン塗料:費用を安く抑えたい人におすすめ

 

費用を安くしたいのならシリコン塗料を選びましょう。費用でいうとまだ安い塗料もありますが、耐用年数などのトータルでみるとシリコン塗料がお得です。

 

シリコン塗料はコスパがいい

  • 費用が安い
  • 耐久性が高い
  • 実績がある

 

たまに「長く住まないから5~6年だけもたせたい」という人もいますが、そういうことであれば、いっそ塗らなくてもいいんじゃないですかね。

 

費用を抑えつつ、できるだけ長持ちさせる方がお金を無駄にしません。

 

シリコン塗料は実績もあるし、費用と性能のバランスがいいので「どんなに人にでもおすすめできる」個人的におすすめの塗料でもあります。 塗料の中でもデメリットが少ない塗料です。

 

おすすめのシリコン塗料

 

他にも商品はありますが、上記が比較的に価格が安い塗料です。

 

けーぶる
ラジカル塗料も選択肢に入れるといいかもしれませんね。

 

フッ素塗料:メンテナンス回数を減らしたい人におすすめ

 

メンテナンスの回数を減らすには、耐久性の高い「フッ素塗料」を選びましょう。

 

フッ素塗料の特徴

  • 耐久性が抜群
  • 紫外線に強い
  • 汚れがつきにくい

 

塗料の性能が抜群に高い塗料です。親水性が高く、雨で汚れを洗い流してくれる効果があります。

親水性:水をはじかず、なじむ性質

 

おすすめのフッ素塗料

 

せっかくフッ素塗料を使うなら耐久性の高い弱溶剤がおすすめです。エスケー化研の塗料は、フッ素塗料の中では破格の金額です。

 

遮熱・断熱塗料:外壁に機能を持たせたい人におすすめ

 

塗料には「断熱」や「遮熱」といった効果のある塗料もあります。

 

断熱と遮熱の違い

  • 断熱→熱が伝わりにくい
  • 遮熱→熱を反射する

 

注意点としては、塗料は厚みが薄いので住宅に使われる断熱材ほどの効果はありません。あくまでも補助的な効果しか望めないと思っておいたほうがいいでしょう。

 

代表的な塗料

 

予算に余裕があればこういった塗料も検討してみてください。

 

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まとめ:外壁塗装の塗料選びに迷ったらプロに相談しよう!

 

それでは本記事のまとめです。

 

塗料選びで失敗しないためには、塗料についての基本的な知識を身につけなければいけません。

 

ポイントは5つ

  • ポイント.1:外壁に使われる塗料は大きく分けて2種類
  • ポイント.2:基本的な塗料の性能や効果を理解しよう
  • ポイント.3:塗料の艶(つや)は見た目が変わるだけじゃない
  • ポイント.4:塗料の性能は塗装業者の質に左右される
  • ポイント.5:そもそもあなたの家の外壁は塗装できますか?

 

ただし、塗料は外壁によって最適な塗料は違うので、信頼できる業者に相談するのがいいかもしれません。その際は塗料だけではなく「外壁」や「住宅構造」に詳しい専門業者が望ましいです。

 

 

「高い塗料+信頼できる業者」が揃ってこそ意味があります。

 

自分も知識をつけておかないと「良い業者」の区別もつきませんよね。不安にさせるようなことを言わない業者に相談することを意識しておきましょう。

 

けーぶる
悩んでいても解決しないので、信頼できるプロに相談しましょう。

 

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