塗装工になって9年が経ちました。現場・工場勤務を経験して感じたことをシェアします。
この記事では「建築現場の塗装工」に向いているかどうかをチェックできます。
最初に言っておくと、建築の塗装工として働くのは、けっこう体力を使います。体を動かす仕事が嫌いな人にはおすすめません。
「塗装工に興味はあるけど、よくわからないし…」と思っているあなたの参考になれば嬉しいです。

もし現場に向いていないと感じたら、工場で作業する板金塗装なんかも考えてみるといいですね。
塗装工はどんな人が向いてる?7つのチェックポイントで判断

現場の塗装工は基本的に体力勝負です。以下に3つ以上当てはまれば向いている可能性があります。
- 負けず嫌い
- 手先が器用
- 周りをよく見ている
- シンナーが平気
- 早起き出来る
- 体を使うのが好き
- コミュ力が高め
楽しく仕事するにはある程度の「適正」があります。現場仕事にこだわらなくても塗装はできるので、気軽にチェックしていきましょう!

①負けず嫌い
負けず嫌いの人は伸びやすい傾向にあります。
職人なので、技術勝負。仕事を覚えれば年数なんか関係なしに評価されますよ。1人で出来る作業も多いので、現場を任されたら割と自由に行動できます。
自分で考えて行動できる人は、職人の世界にハマってしまいますよ。
②手先が器用
細かい仕事が多いため、手先の器用さはかなり重要なポイントです。
- 図工の授業が好きだった
- プラモデルを作ったことがある
- DIYとかやっちゃいます
もちろん覚えるスピードは人それぞれですが、なんでもこなせるタイプは重宝されます。
③周りをよく見ている
ちょっとした変化に気付けるタイプという感じですね。
現場では毎日何かしらの変化があるので、毎日全く同じ条件の仕事はありません。
大胆な性格でもOKですが、周りがみえてないと危険です。
④シンナーが平気
水性塗料も増えてきてはいますが、必ずシンナーは使います。
マスクを付けたりすることで対処できますが、すぐに気分が悪くなったりする人は大変かもしれません。
お酒を飲めない人はシンナーにも弱い場合があるので注意ですね。
⑤早起き出来る
職人の朝は早いです。6時や7時起きが普通になってくるので、朝が弱い人は慣れるまで大変ですね。
現場に8時が基準になるので、会社から遠い場合はどうしても朝が早くなります。

ここは完全に慣れの問題なので、そこまで気にする必要はありません。
⑥体を使うのが好き
職人は体が資本。体を使う作業が多いので、楽しく出来る人のほうが有利です。
- 今でもスポーツで体を動かしている
- 遊びは基本的にアウトドア派
- もともと運動していた経験がある
最初は誰でもしんどいのですが、今まで体を使うことがなかった人は大変ですね。
⑦コミュ力が高め
いろんな職種の人と話す機会が多いです。毎日のように違う仕事内容だったりするので、飽きやすい人にはいい刺激ですね。
現場によって入る人数が違ったり、他の業者がいたりするので、その日によって役割も違います。
一般的な会社員とは違った世界なので、未経験の人からしたら特殊な環境に思えるかもしれませんが、慣れたら楽しいです。
安定した収入を求めるなら工場勤務の塗装工がおすすめ

収入が安定しているのは間違いなく工場勤務です。
天候に左右されないのがメリット
工場内での作業なので、どんな季節でも安定しています。
雨が降っても段取りが変わることもないし、直射日光もありません。現場と比べたら疲労感も違いますね。
工場で働いている人からすれば普通なのかもしれませんが、毎日天気を気にせず仕事ができるって、いいものですね。
工場の設備次第では楽な作業も増える
設備がしっかり整っている会社は楽です。環境は会社の設備によって大きく変わるので、そういった所を見た方がいいかもしれません。
あと、会社によって取り扱っている製品が違います。塗る製品のサイズが大きい程、体力的にきつくなります。
設備次第では、快適に作業を進めることができるので、辛い環境を避けるためには「設備環境」をよく調べましょう。

工場勤務で働くなら楽な環境を選ぶべきです。
まとめ:どちらの塗装工も将来に不安はある
「建築現場」と「工場」の将来性については、難しいところですね。
安定した職業というのは少ないかもしれませんが、塗装という技術。「手に職を持つ」という選択肢の1つではないでしょうか。
技術を覚えるのは大変ですが、覚えた技術は忘れるものではありません。
楽しいことばかりではないですが、技術や知識は自分を助けてくれるものです。


コメント