塗装工になって、8年が経ちました。
塗装工といってもけっこう種類があるのですが、僕の場合は以下の通り。
- 過去に建築塗装を5年間経験
- 現在は工業塗装3年目(工場勤務)
これらを経験して、どちらも中身が全然違うので、向いている人っていうのが分かれると感じました。
最初に言っておくと、建築の塗装工として働くのは、けっこう体力を使います。体を動かす仕事が嫌いな人にはオススメしません。
「ペンキ塗るの好きだし~」っていうノリの人はやめておいた方がいいでしょう。
この記事で解決できること
- 塗装工として働いてみたいけど自分に向いているかな?
- 自分に向いているのは現場?それとも工場勤務?
こういった疑問に答える内容になっています。
「塗装工に興味はあるけど、よくわからないし、、、」と思っているあなたの参考になればと思います。
塗装工はきつい?どんな人が向いてる?
塗装工は思っているよりきついです。
- 建築⇒屋根や足場の上での作業がきつい
- 工場⇒1日中、塗りっぱなしできつい
どちらも体力的にきついって感じです。
工場勤務は体力的には少し楽ですが、塗装している時間が長いのできつい。
慣れもありますが、とにかく体力は使いますね。
建築の塗装工に向いている人
建築現場で働くのがメインなので、毎日違う現場に行くこともけっこうあります。現場が変わると気分も変わるので、けっこういいもんですよ。
現場に8時着が基本なので、現場が遠いと早起きです。
向いてる人の特徴
- 手先が器用
- マメな性格
- シンナー臭が平気(お酒飲める人はダイジョブ)
- 早起きできる(寝坊する人も普通にいる)
- 体を使うのが好き
- コミュ力が高め(クセが強めの人が多い)
ざっくりこんな感じですかね。
職人なので、技術で勝負です。仕事を覚えれば年数なんか関係なしに評価されます。1人で出来る作業も多いので、現場を任されたら割と自由。
自分で考えて行動できる人はハマると思います。
毎日のように違う仕事内容だったりするので、飽きやすい人にはいい刺激ですね。現場によって、入る人数が違ったりするので、段取りも違えば役割も違います。
一般的な会社員とは違った世界なので、未経験の人からしたら特殊な環境に思えるかもしれませんが、慣れたら楽しいです。
現場仕事で嫌だったこと
休みが不定期、、、冬は暇。
かなり天候の影響を受けるので、日曜日も仕事っていうのがざらにあります。
遊びに行ったり、デートの予定がたてれないですね。絶対休みたい日は前もって言っておかないとダメです。
雪の降る地方は冬は全く仕事をしない会社もあるので、バイトor冬季の失業保険で生活費をまかないます。
僕は雪が降る地方住みですが、冬は仕事が少ないけど出勤していました。
会社によって違うので、必ず確認しておきましょう。
冬は働きたくないって人はいいかも笑
工場勤務の塗装工に向いている人
工場勤務になると、毎日会社に出勤して会社で働く。まぁ当たり前のスタイルですね。
僕にとっては初めての経験でした。ぶっちゃけ楽しくない笑
向いてる人の特徴
- 手先が器用
- マメな性格
- シンナー臭が平気(お酒飲める人はダイジョブ)
- 決まった時間に通勤したい
- 直射日光は避けたい
- 基本的に同じ作業が平気
大きく違うのは作業環境ですね。
現場仕事と違って「自分の持ち場」で作業するので、基本的に同じ作業を繰り返します。
塗装する人は1日中ブースで塗ってます。その分、仕事に慣れるのも早いかもしれませんね。色んな作業をこなすのが苦手な人には仕事を覚えやすい環境です。
工場勤務の仕事をしたことがある人なら、雰囲気はわかるのではないでしょうか。その塗装バージョンです。
工場勤務が嫌だと思ったこと
とにかく毎日同じ場所で仕事する環境が退屈です。こういう感じの職場環境って普通なんですよね?
1日の作業時間は建築の頃よりは減ったんですが、中身が濃いです。1つの作業をやっていることが多いので、飽き症の人は向かないかも。
ずっと塗っているのも大変。けっこう疲れます。
安定した収入を求めるなら工場勤務の塗装工
収入が安定しているのは工場勤務です。
天候に左右されないのがメリット
工場内での作業なので、どんな季節でも安定しています。
雨が降っても段取りが変わることもないし、直射日光もありません。現場と比べたら疲労感も違いますね。
結論、「大変だけど、現場と比べると楽」
日曜休みは普通だし、全体的に休みも増えました。普通のことなんですかね?笑
僕としては、ようやく普通の会社員っぽくなった感じがしています。天気予報を見なくなったのが大きな変化です笑
建築現場のときは、平日の雨が楽できる日で、「日曜は雨降れっ、、、!」って思ってたくらいです。
毎日天気を気にせず仕事ができるって、いいものです笑
工場の設備次第では楽な作業も増える
設備がしっかり整っている会社は楽です。環境は会社の設備によって大きく変わるので、そういった所を見た方がいいかもしれません。
あと、会社によって取り扱っている製品が違います。塗る製品のサイズが大きい程、体力的にきつくなります。
設備次第では、快適に作業を進めることができるので、辛い環境を避けるためには「設備環境」をよく調べましょう。
自分に向いている環境選びが大事です。
まとめ:どちらの塗装工も将来に不安はある
「建築」と「工業」のどちらが将来性があるかについては、難しいところですね。
- 建築⇒若いうちはいいけど、、、
- 工業⇒これからはAIによる機械化が進んでいきそう
上記の通りです。不安はゼロではありません。
安定した職業というのは少ないかもしれませんが、塗装という技術。「手に職を持つ」という選択肢の1つです。
塗装は繊細な作業も多いのですが、キレイに仕上がった時は嬉しいものです。
技術を覚えるのは大変だけど、覚えた技術は忘れるものではありません。
楽しいことばかりではないですが、技術や知識は自分を助けてくれるものです。おかげで、DIYはプロの仕上がりです。
以上です。
最後まで読んでくださってありがとうございます。