- ペンキ屋に興味あるけど会社の選び方がわからない
- 最悪なところに就職して人生無駄にしたくない
- 将来のことも考えてなるべく慎重に行動していきたい
この記事を書いている僕は15年間、いろんな現場仕事を経験してきました。建築の塗装歴は5年です。
現場で関わってきた塗装職人、親方を見てきた経験から”失敗しない塗装屋の選び方”を解説します。
よそでは聞けない内容で、建築の塗装屋をズバッと切っています。

この記事を読めば会社選びで失敗しない知識が身につきますよ。
塗装屋への就職に失敗しないためにチェックしたい7つのポイント

塗装屋を選ぶ際にチェックしておきたい7つのポイントで、あなたの気になる会社を調べてみてください。
100%偏見で解説しますが、肌で感じた感覚に間違いはないはずです。
- その塗装屋は法人or個人?
- 従業員の数は?
- 社長や従業員の年齢層は?
- 建設業許可を持っていますか?
- メインの仕事は元請けor下請け?
- 資格は取れるか?
- ホームページは公開しているか?
順番に見ていきましょう。
①その塗装屋さんは法人or個人?
ざっくりした感じですが、安定を求めるなら法人の方がおすすめです。
- 法人=資金はある
- 個人=根性しかない
それぞれの特徴をみていきましょう。
法人の塗装屋の特徴
- 年間で安定して仕事がある
- 月給だが給与は少なめかも
- ブラック企業は少ない傾向
メインでやっている仕事にもよりますが、ゆとりのある環境で仕事ができる可能性が高いです。
個人の塗装屋の特徴
- 働く環境はブラックに近い
- 給料は日給月給の所が多い
- 良い会社の見極めが難しい
「ペンキ屋って頭おかしいよね」って言われるほとんどの原因は、個人の塗装屋によるものです。
ここでの選択は、天国と地獄の分かれ目になります。
しかし、環境が悪い分「メンタル」がかなり鍛えられるので、伸びる人はめちゃくちゃ伸びます。
②従業員の数は?
従業員の数が少ないほど、1人にかかる負担が大きいですが「濃い経験」を積めます。
- 早く仕事を覚えたい→2~4人
- ゆるめに仕事したい→5人以上
人数が多い会社は、雑用や下っ端の仕事が多いので仕事を覚えるのに時間がかかることもあります。
例えば足場やコーキングなど、塗装以外の仕事もあるかもしれません。
③社長や従業員の年齢層は?
若い人~年配の人がいる会社はバランスが良く、仕事のしやすい環境になっています。
- 平均年齢が高い=ゆるふわ気味
- 平均年齢が低い=イケイケ気味
職人の世界なので、クセが強めの人が多いです。

会社によって全く雰囲気が違うので、合う合わないはどうしても出てきます。
自分のスタイルで環境を選ぼう
社長(親方)を含めて、若い人が多いとイケイケの人が多い感じですかね。
- 成長したいなら→平均年齢が低い会社
- 穏やかにいたい→平均年齢が高い会社
気のいい職人がいれば現場は明るく、ピリピリとした雰囲気は少ないでしょう。
④建設業許可を持っていますか?
建設業許可がないと500万円以上の仕事を請けられません。
- 公共事業の入札に参加できる
- 銀行の融資を受けやすくなる
- 持っているだけでは少し不安
一般住宅をメインに仕事をしているなら必要のない資格です。
建設業許可を持っていれば「公共事業」などの大きな額の工事も請けられます。
持っている会社の方が、少し信用できるかなという感じです。 公共事業の経験がある会社は、実績として公開しているはずなので確認しておきましょう。
⑤【重要】メインの仕事は元請け?それとも下請け?
「元請け」か「下請け」では、かなり会社の経営状況が違ってくるので、是非チェックしておいてください。

結論をいうと、孫請けメインの場合は忙しくても利益は少ないので、就職は避けましょう。
- 元請け→利益が出ている
- 下請け→そこそこの利益
- 孫請け→利益が少ない

僕が見た感じでは、ブラックが多いです。
請け負っている仕事内容で環境の良し悪しが決まる
仕事がたくさんあるからって儲かっているわけではありません。
- 元請け→理想の就職先
- 下請け→悪くない環境
- 孫請け→ダークグレー
ハウスメーカーや工務店の仕事をしているのが、下請けですね。
規模の小さい会社でも、元請けで仕事をしていれば利益はしっかり出ています。
「元請け」か「下請け」必ず調べておきたい最重要ポイントです。
⑥資格は取れますか?
資格を取らせてくれる会社は優良な会社が多いです。従業員に資格を取らせる余裕がある会社っていう感じですかね。
- 1級塗装技能士:実務経験7年以上
- 2級塗装技能士:実務経験2年以上
資格がなくても問題ありませんが、資格を取れる環境にいることに意味があると考えてください。

資格すら取れない環境の会社はちょっと厳しいです。塗装組合にも登録していない会社が多いかもしれません。
⑦ホームページは公開していますか?
ホームページがあれば優良会社というよりは、ホームページを開設できる資金があると判断してもいいいんじゃないでしょうか。
- 資金がないから
- 興味がないから
- 効果がないから
ただし、社長の年齢が高い会社はホームページを作らないこともあるので、参考程度にしておいてください。
近年ではのホームページからの問い合わせも多いため、けっこう重要な部分でもあります。
【実体験】選んではいけない塗装屋の社長のタイプ

会社の環境は社長の雰囲気に出ます。
初めは良いことを言う口先だけのタイプ
めんどくさい人は、一緒にいてしんどい。
夢を語る分にはいいんですが、行動がともなってない人は要注意です。
職人にありがちな「若者が好き」なタイプに多いですが、いい感じのことばっかりを語るような人に本物は少ないです。

大きなことを言わない落ち着きのある人を選びましょう。
立場が上の人にはすごく弱いタイプ
マウント大好き、ゴマすり野郎ですね。
年下には強いけど、年上と話すときに声のトーンが上がるようなタイプは、あんまり伸びないかもしれません。
性格的には悪くないんですが、勝負強さがなく、いざというときに頼りになりません。
孫請けの仕事をメインにしているかもしれないですね。 程度はありますが、敵を作るくらいの勢いがあれば「職人」としても信頼できます。
技術はあるけど営業力がない人
腕はいいんだけど、仕事が取れない残念なパターンの人です。
職人といっても、腕だけで生きていけないので、孫請けで伸び悩んでいます。
腕がいいから職人からも人気なので、仕事を多く抱えている塗装屋に上手く使われてしまいがちです。

意外といるので注意しましょう。
塗装屋に就職するなら焦りは禁物!しっかり情報収集しよう

塗装屋への就職に失敗しないためには、とにかく情報を集めましょう。
- 塗装屋は法人 or 個人?
- 従業員の数は?
- 社長や従業員の年齢層は?
- 建設業許可を持っている?
- メインの仕事は元請けor下請け?
- 資格は取れる?
- ホームページは公開している?

「仕事は元請けですか?」なんてなかなか聞けないので、第三者から聞けると最高ですね。
知り合いに紹介してもらう
実際に塗装屋で働いている友人などに紹介してもらえると話が早いですね。もしくは、建築関係の仕事をしている知り合いでもいいかなと思います。
- 話がスムーズに進む
- リアルな口コミがわかる
- わりと楽に就職できる
ただし、知り合いからの紹介は嫌になったときに「辞めにくい」というデメリットもあるので注意しましょう。
いい会社に就職できるかは紹介者の人徳にも左右されます。
信頼できる人からの紹介なら問題ないですが、ろくな塗装屋を知らない人もいるのでよく考えましょう。
ハローワークは確認しておこう
就職先を探すには定番ですね。求人を出している塗装業者を、ピンポイントで見つけられることができます。
- 無料で使える
- 地元で探せる
- 気軽に使える
注意点としては、求人を掲載する側も「無料」なので中には質の悪い塗装屋も混じっています。
ハローワークの職員は、細かい所まで見抜くことはできないのでハズレを引くこともあります。
信頼できるものだと思っていましたが、ハローワークだからだいじょうぶってことはないみたいです。 しかし、無料なので使っておきましょう。
転職エージェントに相談する
転職エージェントに相談してみるのも1つの手です。なかなか自分では判断できないこともありますからね。
- 無料で就職までサポートをしてもらえる
- 担当者が丁寧に相談に乗ってくれる
- 企業から委託されているため良質な求人が多い
転職エージェントは、求人を出す企業側がお金を払っているため、完全に無料で就職までサポートしてもらえます。企業の代わりに人材を見極める立場なので、求人の質が高い傾向にあります。
塗装屋にこだわらないのであれば、他にも自分に合った会社が見つかるかもしれません。
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塗装屋で独立するなら規模の小さい塗装屋を選ぶべし

塗装屋として「起業」を目指すなら、少人数の会社で技術を磨くのがおすすめです。
大人数の会社に比べると、力になってくれる人も多いのでいい刺激になりますよ。
ヨコの繋がりを大切にする
起業を目指すなら、タテよりもヨコの繋がりを大事にしましょう。
いざという時に助けてくれる仲間がいないとけっこうキツイです。 タテの繋がりも大切ですが、最悪の場合「利用」されて終わります。
付き合う人を選ばないと「変なグループ」と認識されるので注意しましょう。 質が悪いって噂はすぐ広まります。
時には強気な姿勢も必要
わりと上下関係が厳しい感じもありますが、強気でいきましょう。あんまり大人しくしていると、マウントをとってくる輩もいます。
勘違いしてナメた態度の塗装屋もいますが、謙虚に自分の意見は通せるようになるのが理想です。
ここは職人の世界なので、他人にとって良い人になる必要はありません。
とにかく技術は磨いておいて損はない
いくら営業うまくても技術がないと相手されません。他の業種の職人に信頼される技術があれば「紹介」から仕事が入ることがあります。
しかし、お客さんはあんまりわかってくれません。素人からみれば、そこそこの仕上がりなら違いはわからないようです。
技術が高い=仕事が多いんはなりませんが、手抜きするような塗装屋にならないようにしましょう。

なんだかんだで技術は強いです。
まとめ:塗装屋に就職するなら将来を考えて決めよう!
塗装屋の就職に失敗しないためには、自分の将来の目的をしっかり持っておきましょう。
規模が大きい塗装屋から独立する人もいますが、ゆるめの環境から社会に出てきて焦っている人も見たことがあります。
もちろん人や会社の環境によりますが、、、塗装はけっこうハズレの多い職業です。しっかりチェックして失敗を減らしましょう。
- 塗装屋は法人or個人?
- 従業員の数は?
- 社長や従業員の年齢層は?
- 建設業許可を持っている?
- メインの仕事は元請けor下請け?
- 資格は取れる?
- ホームページは公開している?

自分で調べた情報は就職のときに役に立ちます。
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