- いい感じのスプレーガンを探している
- 自分だけのお気に入りの1台を見つけたい
- とにかく種類が多くて選び方がわからない
※ここで紹介するスプレーガンを使うには、エアーコンプレッサーなどが必要となるのでご注意ください
現在の仕事がまさに「スプレーガン」がメインの作業。 ここでは実際に使っているプロ仕様のガンを紹介します。
仕事で使っている本格的なスプレーガンになります。そのため、ネットによくあるランキングとは違うモデルが出てくきます。
特に難しい解説はしませんので、サクッと読める内容になっているはずです。
失敗しない塗装スプレーガンの選び方
ここでおすすめするのは「万能型」なので、色んな用途に使えるスプレーガンの選び方になります。
もしプラモデルの塗装など、小さいものにしか使わないのであれば、迷わずエアブラシを選んでください。
基本的に重力式カップを選べばOK
万能タイプなら重力式カップ、通称カップガンを選べば間違いありません。
- 金属・木材のどちらでも使える
- 粘土の高い塗料には不向き(ドロドロした)
- スプレーガンの基本が学べる
選ぶのは「重力式」というタイプでOK。手入れもしやすいので、色替えも楽です。
タンクの容量は400cc程ですが、バイクのタンクや車のドアくらいは余裕で塗装できますよ。
もちろん小さいものを塗るのにもOK。万能タイプです。
口径が大きいタイプは不要
口径のサイズはΦ1.0〜1.3を選んでください。
口径とは、カップガンの吹き出し口のサイズのこと。口径が大きい程、ガンの先に流れる塗料が多くなる。口径がΦ1.5以上のタイプはサフェーサーなどに向いています。
クリアー塗装やメタリックは、口径の小さいモデルのほうが適しています。
塗料の希釈である程度は調整できるので、迷ったらΦ1.3を選べばOKです。
迷ったら岩田を選ぶのがおすすめ
いくつかスプレーガンのメーカーはありますが、迷ったら「アネスト岩田」を選んでください。
- 1926年創業の老舗
- 人気の塗装機器メーカー
- 造りがしっかりしている
個人的には「デビルビス」が好きなんですが、性能や使いやすさに定評があるのは岩田。
基本的にデビルビスのほうが本体は軽いです。どちらも性能が高いので、ここは好みの問題ですね。
プロが選ぶ万能タイプのスプレーガン3選
ここで紹介するのはプロ仕様のスプレーガンです。はっきり言って安くありません。
- とりあえずなんでもいい
- 1回も使ったことがない
- 使う目的が決まっていない
アマゾンで探せば2〜3千円で買えるので、上記に当てはまる人はそっちを購入してください。基本的にできることは一緒ですし。
とはいえ手入れさえすれば何年も持つので、高いモデルを購入してもコスパはいいんですよ。
アネスト岩田:KIWAMI-1-13B4
2液型の塗料に特化したセッティング。オールマイティに使えるので「KIWAMI」シリーズの中で迷ったらこれ。
- ノズル口径:Φ1.3
- 重さ:290グラム
- エアー:160L / min
詳細はアネスト岩田「KIWAMI」をご覧ください。
とりあえず持っておくならこういった万能タイプがおすすめ。色んな塗装を楽しめます。
アネスト岩田:KIWAMI-1-13B10
「KIWAMI」シリーズでも、塗料が安定して噴出されるので、塗膜を「均一」にしやすいのがこのモデル。
- ノズル口径:Φ1.3
- 重さ:290グラム
- エアー:200L / min
詳しくはアネスト岩田「KIWAMI」をチェックしてくだい。
メタリックカラーなどの繊細な塗装向きの高性能のカップガンですね。趣味だからこそ、高難易度のメタリック塗装にもチャレンジしてみましょう。
デビルビス:LUNA MARK-2i / 254キャップ
デビルビスの「ルナ」は岩田に比べると本体の重さが軽い。たった30グラムかもしれませんが、使っていると違いがわかるレベルです。
- ノズル口径:1.0 / 1.3 / 1.5 / 1.8
- 重さ:265グラム
- エアー:191L / min
この「254キャップ」は塗装ムラができにくいモデル。もう一方の「255キャップ」とは塗料の吹き出しパターンが違うんです。詳細はデビルビス 「LUNA MARK-2i 」を見てみてください。
ただここだけの話、そんなもんの違いなんかそこまでわかりません。どのモデルも十分すぎる高性能。
ルナの「254」のほうが薄膜でフラットにできる、、、みたいです。
スプレーガンについてよくある質問
スプレーガンって普通わかんないですよね。僕も仕事で使うまでは全部一緒に見えていました。
ここでは調べても意外と出てこない疑問に回答します。
口径はどれを選べばいいの?
Φ1.0〜1.3を選べばOKです。
- Φ1.0以下:小さいサイズ・補修用
- Φ1.0〜1.3:幅広く使える
- Φ1.3以上:粘土の高い塗料など
DIYで使うならΦ1.3がいいかもしれませんね。小さいものも塗れますし。Φ1.0以下なら、エアブラシを選べばいいかなと思います。
上記3つバランスを調整すれば、口径Φ1.3で幅広くなんでも塗れますよ。
電動のスプレーガンはよくないの?
上記のような電源コードやバッテリータイプは、繊細な塗装に向いていません。
コンプレッサーを使うスプレーガに比べて、塗料が細かい霧状にならないので、車とかプラモデルとかに使うのは厳しいです。
凹凸のある外壁とかクロスならだいじょうぶです。
低圧のスプレーガンってなに?
弱いエアーでも塗料がキレイな霧状になるタイプのガンです。
- 周囲へ塗料が散りにくい
- 塗料が塗るものに付きやすい
- ゆっくりのスピードで塗れる
エアー量が少なくても仕上がりがキレイになる。塗料の消費が少なく、エアーも少なくて済むので、コンプレッサーに負担がかかりません。
ただ普通のスプレーガンに慣れたらちょっとかったるく感じるかもしれません。。
おすすめのメーカーはどこ?
正直いうと好みでOKかなと思います。
- SATA(さた)
- アネスト岩田
- デビルビス
- 恵宏製作所
- 明治機械製作所
僕はアネスト岩田とデビルビスをメインで使っていたので、他のメーカーはよくわかりません。
上記の中ならどれを選んでもハズレはないかなと思います。
スプレーガンの種類ってたくさんあるの?
基本的には下記の3つを覚えておけばOKです。
- 重力式(じゅうりょく)
- 吸上式(すいあげ)
- 圧送式(あっそう)
この記事でも紹介した重力式がおすすめ。
圧送式は、本体とは別に2Lなどのタンクから塗料を送る方式。
圧送式について簡単に説明すると、「塗料」と「エアー」2本のホースに繋がれているタイプ。タンク大きいので作業効率を上げることができます。
ただ、手入れの手間が増えるので完全にプロ向きですね。
スプレーガンの圧力計は必要?
個人的には不要かなと思います。
けっきょく毎回塗るものが違うので、感覚で覚えたほうが間違いないです。
初めの慣れないうちは試しているのもいいですが、慣れてきたらジャマに感じるかもしません。
安物のスプレーガンはよくないの?
わけのわからないメーカーはやめておきましょう。
- SATA(さた)
- アネスト岩田
- デビルビス
- 恵宏製作所
- 明治機械製作所
上記メーカーで数千円のモデルを選ぶのが無難。
試しにアマゾンで千円ちょいのを購入しましたが、さすがに作りが雑でした。おすすめしません。
まとめ:スプレーガンは手入れをすれば長持ちする。初心者は買わないほうがいい
ここで紹介したのはプロが使う「通称カップガン」。作業目的に合わせて作られた、本格的なモデルばかりです。
- 使い方が決まっている
- お気に入りの1台を持つ
- 手入れの方法をしっかり学ぶ
ここで紹介したスプレーガンは誰にでもおすすめできる安物ではありません。しかし、慣れてきたのなら、道具はちゃんとしたものを使うべきかなと思っています。
自分の道具を持つという意識をもって、しっかり手入れしてくださいね!
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