- 壁紙用の塗料を探している
- 初心者でも塗りやすい塗料がいい
- あんまり高いのは嫌だ
この記事では壁紙(クロス)の上から塗れるおすすめの塗料を紹介します。
つい先日ホームセンターに行ったので、DIYコーナーを眺めていたんですけど、、、塗料が高いっ。
業務用(プロが使う塗料)を買ったほうが全然お得ですね。ホームセンターの塗料も性能が悪いわけではないですが、業務用を使うことで「節約」にもなります。
壁紙におすすめの塗料や使う場合の注意点を解説します。
プロが選ぶ壁紙の上から塗れるおすすめの塗料を紹介!
ここでは壁紙を塗るのに適している塗料を4つ紹介するので、参考にどうぞ!
エスケー化研:SKクロスフレッシュ
エスケー化研壁紙専用の塗料。20kgなのでかなりお得です。「IN-117(SKの色番号)」というのは色の番号なので、購入する際は必ず色を確認してください。
シーラーは使わなくてもOK。使い方は簡単ですが、一応SKクロスフレッシュの仕様書を見ておいてください。
- F☆☆☆☆
- 不燃
- シックハウス対応
- 防火性能
- 耐汚染性
- 優れた隠ぺい性
F☆☆☆☆(フォースター)とは、JASやJIS認定の最高基準の認定を受けた証です。
ホルムアルデヒドの放散量が 0.12mg以下のもの。広い面積を塗るならこちらの塗料がお得ですね。
日本ペイント:水性ケンエース
プロもよく使う日本ペイントの塗料。水性塗料のつや消しといえばこれですね。N-90(日塗工)は色の番号になります。
水性ケンエースはシーラーを使わなくても壁紙の上に塗装できます。詳しくは水性ケンエースの仕様書をご覧ください。
- F☆☆☆☆
- 耐水性
- 高付着性
- 防藻・防カビ機能
- ヤニ止め効果
こちらも広い面積に塗るなら費用を安くできます。水性では少ないヤニ止め効果がある塗料。
ただ、ヤニや汚れがひどい場合は水性では色がキレイに収まらない場合があります。
そんな時は汚れをできるだけ落としてから、汚れの部分に「油性のペンキ」を塗れば収まりやすいです。
友安製作所:ウォールペイント・マットウォール
マットウォールは壁紙や木部、コンクリートなど、いろんな材質に塗れる塗料です。
F☆☆☆☆認定も受けていますし、日本製なのも安心できます。
値段が高いのがデメリットですね。4kg缶でも1万円ほどになります。
日本ペイント:PROTECTON インテリアウォール
塗装表面のウイルスを抑制できる日本ペイントの塗料。
抗菌性・抗ウイルス性に優れているため、壁紙にも最適です。詳しくはインテリアウォールの仕様書を確認してください。
- F☆☆☆☆
- 超低臭気
- 抗菌性・抗ウイルス性
- 消臭性
- 防藻・防かび性
- アルデヒド類吸着
※シーラーなしでも塗装できますが、水性シミ止めシーラーIIと合わせて使うことで、より密着性が高まります。
※吸い込み(水がなじむ感じ)のある壁紙ではシーラーを使わなくても密着しますが、最大限の効果を発揮するためにはシーラーも必要です。他社メーカーのシーラーを使っても密着性は問題ありません。
99.9%以上ウイルスを抑制できるのはすごい。時代に合った塗料ですね。
塗料の「色番号」で困っている方へ
業務用の塗料は色の名前じゃなく色番号で表記されます。よく使われているのが日本塗料工業会が作成している「日塗工番号」。
以下のような表記ですね。
- N-90
- 22-85B
- 19-80C
英数字とハイフンで管理されており、1文字でも違うと別の色になるため注意してください。
この番号がどんな色かを知るためには、ネット検索が早くて確実です。
Googleなどで「22-85B」と検索すれば画像が出てくるので、すぐ確認できます。
注文するときに色番号がリストアップされていればいいのですが、ない場合は困りますよね。
※商品よっては色を選択できない場合もあります
塗料の注文で困ったら「日塗工番号」で注文すればOKです。
他にメーカー別の番号があるので注意
実は「日塗工番号」以外にも塗料メーカーが管理している色番号があります。ちょっとややこしいですよね。
それぞれの違いは次のような感じです。
- 日塗工番号:どの塗料メーカーにも通用する
- メーカー番号:各メーカー独自の塗料番号
日塗工番号はどのメーカーの塗料でも通用する番号ですが、「メーカー番号」は基本的にそのメーカーにしか通用しません。
各メーカーがそれぞれ人気色を集めてリストアップした番号なんですよ。カタログによく使われています。
- 日本ペイント:ND-104
- 関西ペイント:KP-121
- エスケー化研:SR-163
間違えないように注意しましょう。メーカー番号も検索すれば色が確認できます。
壁紙に塗装するときの注意点はある?
壁紙を塗るのは簡単ですが、塗る前にチェックしておくべきことがあります。
壁紙を塗るときは必ず換気してくださいね。
壁紙の性能に注意する
「汚れがつきにくい」や「落書しても消せる壁紙」は、塗っても剥がれてくる可能性があります。
- 霧吹きなどで水が弾くか試す
- テープがくっつかない場合は注意
壁紙にマスキングテープを貼ってみて、くっつかないものは要注意です。また、霧吹きなどで水をかけてに水が馴染むか確認してください。
問題なければ塗装してもOKです。
心配ならシーラーを使用する
霧吹きで水をかけたときにキレイに弾いた場合は、効果が薄いかも知れないので注意してください。
一般的なビニールクロスならシーラーなしでも問題なく塗装できるので、基本的にはシーラーがなくてもだいじょぶです。
試し塗りをして判断するのが1番確実です。
塗料の機能や安全性について
健康面を1番に考えて選ぶのなら、塗料じゃなくて「珪藻土」などの自然素材のものを選んだ方がいいと思います。
そこまで気にしないのならここで紹介した塗料で十分です。ただし、使用するときは注意して使いましょう。
F☆☆☆☆取得の塗料といっても目に入ったら痛いですからね。
また、しっかり換気をおこなって塗装してください。
壁紙を塗るのにホームセンターの塗料をおすすめしない理由
ホームセンターの塗料は基本的に値段が高い。というか、量に対してかなり割高なんですよね。
こんなもんだと思ってホームセンターで塗料を選んでいる人は、知らずに高いお金を払っているかもしれません。
塗料が基本的に割高になっている
ホームセンターに並んでいる塗料は小さいサイズのものが多く、量に対しての値段が高い。
ホームセンターの塗料をあらためて見ていると、少量のものを多く揃えていますね。
少量=割高なので、まとまった量を使うときは16L以上塗料を選んだほうがお得です。
ホームセンターの塗料は選びやすいんですけど、値段は親切じゃないですよね。
けっこう機能ついているけど、やはり値段は気になりますよね。
- 不燃塗料
- 消臭機能
- 抗菌・防カビ機能
- 汚れが落ちやすいクリーニング機能
- お絵かきできる黒板機能(商品が限定される)
2回塗りの塗料なので、2Lで10㎡くらいの範囲しか塗れません。
少ししか使わないならメリットもある
使い切れる分だけ買えば、余った塗料の処分には困りません。仮に余っても少しですしね。
塗料は蓋をしっかり閉めて保管しても、使用期限が6ヶ月くらいです。多くの場合は余っても「ゴミ」になってしまいます。
※塗料によって使用期限が違いますので塗料ごとに確認してください。
少しの量(4L以下)しか使わないのなら、ホームセンターの塗料が適しています。
塗料の処分に困ったら処理剤を使おう
余った塗料は捨てるのも大変なので、「処理剤」使って処分するのがおすすめです。
関西ペイントから出ているものですが、1袋30gで400mlの塗料を固めれるものです。
余った塗料に入れて混ぜると、固まるというか、オカラみたいな状態になります。油性と水性どちらにも対応しています。
まとめ:壁紙の上に塗装するなら業務用の塗料がお得!
塗料を選ぶときは「塗る面積」を考えよう!
どうしても2Lや4Lは割高になるので、大きい面積を塗る場合にホームセンターの塗料は不向き。
黒板機能が欲しいとか、少量で使うならミルクペイントを使うのがいいかもしれませんね。
目的に合わせて塗料を選ぶことによって、費用を抑えられます。とりあえず雰囲気を変えたいだけなら、高い塗料を買う必要はありません。
塗料を知らないってだけで損をすることが多いんですよ。
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