この記事では、DIYに使える木部用塗料を紹介します。室内のテーブルや棚に使える塗料のことですね。
DIYといったら、ほとんどの人がホームセンターで適当な塗料を選んでいるんじゃないでしょうか。たしかに選ぶ基準がないと難しいですよね。
この記事で紹介するのは、塗装歴10年の僕が厳選したおすすめの塗料。DIYとはいえ、使う塗料を妥協するのNGです。
目的に合わせて正しく選びましょう。
室内に使う木材用の塗料を選ぶポイント
木材用の塗料といっても種類がたくさんありますが、選ぶポイントは次の3つのみ。
- 仕上がり
- 耐久性
- 塗りやすさ
とにかく自分のイメージ通りに仕上げることが出来るのかが重要ですね。それぞれサクッと解説します。
どんな仕上がりにしたいか
木材は塗料の使い方で仕上がりが決まるデリケートな素材。イメージしている仕上がりにするには、塗料選びが重要になってくるんです。
- クリアー仕上げ:木材そのままの色を活かせる
- 木目を活かした着色:ナチュラルに色を表現できる
- 塗りつぶし:木目がつぶれて自然な感じが消える
ここは好みですが、個人的には①か②を推奨します。塗りつぶしって、プラスチックみたいな感じじゃないですかね。
せっかく木材を使うなら、木目を活かした仕上がりにしないともったいないです。
耐久性をどの程度考えるか
室内のとはいえ耐久性にも注目です。特にテーブルや水回りの棚なんかは、意識しておきたいですね。
とはいえ耐久性を上げる方法は2つしかありません。
- 塗料のグレードを上げる
- 塗る工程に手間をかける
グレードを上げると塗料の価格も高くなってしまいますが、メンテナンスコストを考えると、そこまで大きな出費じゃありません。ケチってはダメな部分ですね。
あとは塗る手間を惜しまないこと。これは塗装の基本です。
室内に限定するなら、耐久性No.1は「ニス仕上げ」になります。
オイルステインで着色して、透明なニスで仕上げる方法ですね。
塗りやすさやお手軽さで選ぶ
DIYで使うならで塗りやすさは重要ですよね。ここは「コテバケ」があれば、ほとんど解決できます。
刷毛で塗ると難しい塗料でも、コテバケならかなり難易度が下がります。木材塗料は基本的に厚塗り禁止。コテバケで薄く塗る感覚を覚えればOKです。
塗る物の大きさやカタチにもよりますが、目地刷毛とコテバケがあれば基本的に問題なし。
ニスで強度を上げるときでも、薄く回数を重ねるのが基本ですよ。
DIYで大活躍の木部用塗料を7商品ピックアップ
ここでは木材におすすめの塗料を7商品ピックアップしました。
どれも室内限定で使ってくださいね。
和信:ウレタンカラーニス
ウレタンカラーニス | 5段階評価 |
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仕上がり | |
耐久性 | |
使いやすさ |
カラーニスはお手軽に塗装をしたい人におすすめ。色づけと仕上げが一緒にできます。
デメリットとしては、重ね塗りすると塗装の色むらが起きやすいこと。
2回塗りで仕上げるとそれなりに色が付きますが、好みの色に仕上げるのは難しいです。
和信:ウレタンニス(クリアー)
ウレタンニス(クリアー) | 5段階評価 |
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仕上がり | |
耐久性 | |
使いやすさ |
オイルステインで色付けしたあとに塗装する仕上げ塗料。着色してからウレタンでクリアー塗膜を作るので、耐久性が高くなります。
先に着色剤を塗る手間はありますが、このスタイルは木材仕上げの基本。使いやすい塗料ですよ。
木材塗料がメインの和信ペイントなので、ニスの品質も抜群です。
着色なしのクリアー仕上げもOK!
アサヒペン:2液ウレタンニス
ウレタンニス(クリアー) | 5段階評価 |
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仕上がり | |
耐久性 | |
使いやすさ |
主剤と硬化剤を混ぜて使うタイプの塗料。乾燥後は「100℃まで耐えられる強度」があるのは魅力ですね。
※2液なので、主剤と硬化剤を混ぜたあとは使い切らないといけません
熱いものを置いたりしても跡が付きにくいため、テーブルに最適。
混ぜ合わせるのは面倒かもしれませんが、その手間に見合った性能がありますよ。
ニッペ:ビンテージワックス
ビンテージワックス | 5段階評価 |
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仕上がり | |
耐久性 | |
使いやすさ |
環境に優しい植物油ベースのワックス系塗料。刷り込むように塗って拭き取るだけで、いい感じの仕上がりになります!
簡単に塗れるので、DIYにはピッタリの塗料ですね。
ターナー:ウッドワックス
ウッドワックス | 5段階評価 |
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仕上がり | |
耐久性 | |
使いやすさ |
蜜蝋(みつろう)などの天然素材ワックス。これも使いやすい塗料ですね。
ビンテージ風に仕上げるならこれがおすすめです。
OSMO:オスモカラー
オスモカラー | 5段階評価 |
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仕上がり | |
耐久性 | |
使いやすさ |
自然塗料でも有名なオスモカラー。本場ドイツ製なので、性能面や健康面でも安心して使えます。
オイルステインよりも色が薄いですが、木材の色味を活かす自然な仕上がりにできます。
オスモカラーについてはこちらの【簡単】オスモカラーを塗るコツや注意点の解説!おすすめの塗料も紹介を参考にしてください。
0.75Lは1回塗りで約15㎡塗れます。
AURO:アウロワックス
アウロワックス | 5段階評価 |
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仕上がり | |
耐久性 | |
使いやすさ |
アウロは天然素材にこだわった安全性の高い自然塗料。成分へのこだわりのは自然塗料No.1じゃないでしょうか。
溶剤にもこだわっているため、石油成分は限りなくゼロに近いんですよ。
アウロワックスのおすすめ商品はこちらの【自然塗料】アウロワックスの種類・使い方|どこで買うのがお得?で紹介しています。
まとめ:DIYで使う木材用の塗料は見た目優先で選んでOK
室内用の塗料選びは見た目をメインで選んでも問題ありません。仕上がり次第で使うときのテンションも変わりますからね。
もちろん耐久性も大切ですが、この記事で紹介した塗料なら耐久性は気にしなくてOK。なぜならどれも優秀な塗料を選んでいる自信があるからですね。
あなたの目的に合った塗料を選んでください。
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