なぜ外壁塗装をする必要があるのだろうと思っている人も多いはず。
いろんなリフォーム方法がある中で「塗装を選ぶ必要があるのか」と、疑問に思うかもしれませんね。
建築業界で住宅をメインに15年間、職人としてたくさんの現場を見てきた経験から解説します。
さっそく本題ですが、外壁塗装は家を守るためのリフォーム方法の1つ。絶対に必要ではないというのが僕の結論です。
外壁の状態が悪いと、塗装をしても無駄になってしまうことがあるからですね。
塗装の性質上、解決できることにも限界があるため、まずは「塗装の役割」を知ることが重要。

この記事を読むことで「塗らなきゃよかった、、、」という失敗を防ぐことができますよ。
外壁塗装が必要な理由は?基本的な3つの役割を解説

塗装の役割は「化粧」と似ています。
化粧といえば肌を守るため、きれいに見せるために行うもの。 肌がボロボロの状態じゃ、化粧をしてもあまり効果はありませんよね。
塗装も一緒で、外壁がきれいな状態じゃないと効果が期待できないんです。ここを理解していないと、どんな高級な塗料を塗っても無駄になります。

塗装の役割は外壁の保護。劣化を修復する力は弱いのです。
役割①:外壁の美観を守る
塗装をすることで外壁の見た目をきれいにしたり、紫外線や汚れから守ったりしてるんです。
住宅建材のほとんどは「塗装」で守られています。外壁に使われている素材のほとんどは、雨や紫外線に弱く塗装をしないと長持ちしないんです。
塗装をすることで外壁がボロボロになるのを防いでいるんですよ。
役割②:雨水の侵入を防ぐ
塗装すれば水に強くなり、雨水の侵入を防げるため、外壁が劣化しないようになります。
例えば、住宅によく使われている窯業系サイディング。この外壁は塗装をしないと水を吸って、ボロボロになる代表選手です。
また、外壁のつなぎ目などに使われている「コーキング(シーリング)」も塗装することで長持ちするんですよ。
塗装は年数が経てば弱ってきますが、外壁は守られていますよね。
役割③:外壁に機能を持たせる
塗装の効果は、防水や汚れを付きにくくするためだけではありません。他にも「機能」を持っているんですよ。
- 遮熱性
- 断熱性
- 防火性
上記はほんの一部ですが、もともとの素材にはない機能をプラスできるのが塗装のいいところです。

鉄にサビ止めを塗ることで、”サビにくい鉄”ができますよね。
ここに関しては【基礎】塗料の上塗りと下塗りの役割、中塗りが必要な理由とは?で詳しく解説しています。
外壁塗装をしなくてもいい家ってあるの?

一般住宅でも、外壁にタイルやレンガを使っている家は塗装が不要です。 ただし、屋根やその他に塗装が必要な場所があるかもしれないので注意してください。
例えば、軒天などは別の素材のはずです。 また、タイルやレンガに汚れがついた場合は「洗浄」が必要になります。
メンテナンスフリーの家は存在しませんので、定期的に点検をしてくださいね。
外壁塗装をせずに放置すると様々なリスクがある

外壁は塗装で守られているので、メンテナンスをしないとリスクが出てきます。
家の見た目が悪くなる
家を建てて何年か経つと、新築の頃のような輝きはなくなり、外壁に汚れが目立ってきます。
- 外壁の色が薄くなってくる
- 外壁を触ると手に粉がつく
- コケやカビが生えてくる
上記は塗装の効果が切れてきたサイン。一般的に建物の「南面」が色あせやすく、「北面」にコケ生えやすいです。
この時点ではまだ外壁は傷んでない状態、というか塗装に適した時期ですね。

この状態を放置すると徐々に問題が出てきます。
外壁がボロボロになってしまう
塗装の効果が切れてしまうと、外壁が裸で家を守っている状態です。
今まで守ってくれていたバリアが切れたので、ここからのダメージは外壁の寿命を少しずつ削っていきます。
- モルタル壁→水が染み込み家の下地が傷む危険性がある
- 窯業系サイディング→サイディング自体は水に弱くボロボロになる
- 金属系サイディング→ガルバリウム鋼板やステンレスなら水に強い
外壁の種類によって危険度が変わってくるということですね。家の中まで被害が及ばないように、早めの対処が必要になってきます。
リフォームに高額な費用がかかる
外壁リフォームの中でも塗装は、費用が安いのが売り。ただし外壁や下地が傷んでくると状況が変わります。
- 下地がダメになっている
- 外壁がボロボロと剝がれている
- どこから雨水が入るか分からないない
こうなっては塗装では解決できません。補修費用もかかり、リフォーム費用が高額になる可能性が高いでしょう。

塗装で直るのは表面的な劣化だけ。外壁の劣化がひどい場合は安易に塗装するのはやめておきましょう。
火災保険を使った外壁リフォーム工事も視野に入れて考えるといいかもしれませんね。
外壁塗装にこだわる必要はない!他のリフォーム方法も検討しよう

状況によっては、他のリフォーム方法も検討するべきです。
ここでは、張り替えを前提に少し放置する方法を紹介。 外壁を張り替えるなら、慌てて工事する必要はありません。
劣化がひどくならないようにチェックだけしていきましょう。
外壁を定期的にチェックする
マメに外壁の自主点検をおこなってください。塗装の効果が切れている=防御力が低下中。
定期的に外壁をチェックして、症状がひどくならないように見ておく必要があります。
- ベランダ部分
- 外壁のつなぎ目
- 湿気が貯まりやすい北面
上記は特に外壁がボロボロになりやすい場所ですね。通気が悪く乾燥しにくい場所は危険です。
部分的に補修工事をしなくてはいけない
外壁が反っていたり、穴が空いているような部分は放置すると危険。
早めに補修するか、思い切って工事するのをおすすめします。自分で補修する人もいますが、一度プロに相談したほうが間違いありません。

素人がやると余計に悪化することもあるので注意が必要です。
張り替えるなら金属系の外壁がおすすめ
もし張り替えするのなら金属系サイディング、中でも「ガルバリウム鋼板」は耐久性が高いです。
- 塗装が剥げてもサビにくい
- 素材が軽いので家にかかる負担が少ない
- 今の外壁の上から「重ね張り」ができる
もちろんメリットばかりではないですが、窯業系サイディングに比べて塗装への依存が低い。※ただし海沿いの家には向きません
今まで見てきた現場も、ガルバリウム鋼板の家はしっかりしていましたね。
まとめ:外壁塗装は家を守るための選択肢の1つ
外壁は塗装で守られているため、定期的にメンテナンスをしないと外壁がボロボロになるリスクがあります。
- 役割①:外壁の美観を守る
- 役割②:雨水の侵入を防ぐ
- 役割③:外壁に機能を持たせる
しかし、必ずしも塗装をする必要はありません。張り替えなども視野に入れておくことで自分の家にあったリフォーム方法が見つかるでしょう。
外壁の劣化具合、あとは塗装をする費用と耐久性のバランスが重要ですね。

とはいえ外壁の状態が良ければ塗装の方がコスパが◎。しっかり外壁の状態をチェックしておきましょう。
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