建築業界は職人が年々減少している状態です。
2017年の時点でも、入社してくる人が少ない環境で、新しく入った若い職人は続きませんでした。
将来に不安を感じるのは、どの仕事でも一緒ですが、建築業界は特に不安というイメージがあるかもですね。
建築の塗装工のイメージ
- クサイ
- キタナイ
- キツイ
こんな感じでしょうか。
しかし、塗装工は現場仕事の中でも、繊細な職種の1つです。
この先も「リフォーム」というのは必ずあるので、なくならない職業だと思います。
建築現場の塗装工って将来性はある?【下請けだけでは厳しい状況】
建築業界は塗装の仕事がつきものです。
- 住宅
- 橋
- ビルやマンション
よく見ると世の中は塗装で守られている物だらけです。
塗装工の仕事はAIにとられる?
建築現場に対応できるロボットの誕生はまだ先と考えてます。
工場で塗装された「既製品」が多くなってきましたが、現場で塗装が必要なものはたくさんあります。
塗装工としてやっていくには下請けだけでは厳しい
塗装工が仕事を受注するにはいくつか方法があります。
- 個人のお客さんから受注
- ハウスメーカーなどの下請け
- 塗装業者の下請け
そもそも塗装というのは物を作るのではなくて、保護するために行うものです。
なので、新築の場合はハウスメーカーや工務店などの下請けするのが一般的です。
リフォームに関しては元請けになれる
現場をこなしながら営業などで仕事をとるのは大変ですが、塗装業者の下請けばかりをやっていては、いつまでたっても儲かりません。
独立したばかりの塗装工にありがちな失敗パターンは避けましょう。
僕は従業員として働いていたので、偉そうな事は言えませんが、そういった人をたくさん見てきました。
塗装工の仕事は体力勝負。頑張っても報われないのはしんどいです。
【建築現場は大変】塗装工は見た目以上にきつい仕事です
塗装工の作業内容は、何と言ってもペンキを塗ることです。
大きく分けて2種類
- 建物の中を塗る内部塗装
- 建物の外を塗る外部塗装
塗る箇所は屋根、天井、壁、床、、、と上げればキリがありません。
内部塗装と外部塗装は内容が違う
- 内部塗装→繊細な作業
- 外部塗装→天候に左右
どちらも神経を使うので、疲れます。
夏場の外部塗装はきつく、特に屋根の塗装は地獄です。
塗装工の仕事は簡単そうに見えるけど、けっこう難しい
多くの人はペンキを塗るのは簡単と思っています。
しかし、刷毛に塗料をつけて塗るという単純な作業が難しいんです。
上手な人のを見ると、無駄な動きがなくてスムーズ。簡単そうに見えるのは仕方がないと思いました。体の使い方もうまいんですよね。
塗装工はスピード勝負!
当たり前ですが、塗料は「乾く」のでキレイに塗るにはそれなりのスピードが求められます。慣れていないからといってモタモタしていると叱られます笑
常にスピードを意識して取り組む事が成長への近道かもしれません。
やっていくにつれて慣れるので、難しく考えなくても大丈夫です。
手先が器用な人は覚えが早いです。変に頭で考えないで、体で覚えるといった感じですね。
【自分で発信していこう】建築塗装工として生き抜くために必要なのは信頼
塗装工として、信頼を作るためには何が必要だと思いますか。
- 内部塗装→繊細な作業
- 外部塗装→天候に左右
全て大切なことなんですが、正直足りません。
下請けを抜け出さないと将来は厳しい
下請けで頑張っていても、悲しいくらいに自分たちの評価には繋がらりません。
- 名前が知られない
- 実績を作れない
- 信頼されるのは元請
元請が「うちの会社の塗装業者は資格を持っているし、技術も高い信頼できる人達なんです」と言えば元請の評価が上がるだけです。
下請けだけでは厳しい現実が待っています。
【個人の塗装工は不利】世の中では大きな会社が信頼される
お客さんは損したくないので、技術の高い塗装業者にお金に払いたいと思っています。
しかし、多くの人は個人でやっている塗装業者を信用してません。
- 手抜き工事をされそう
- いつ潰れるかわからない
- ぼったくられそう
こう思っている人がほとんどではないでしょうか。
信頼を作るために自ら発信しよう!
信頼がないのは単純に誰も知らないからですよね。
知ってもらうためには自ら発信していくしかありません。
- 営業もしっかりする
- SNSで作業内容を発信
- ホームページを作って自社を宣伝する
まずは認知度を上げるしかありません。
昔と違ってネットの世界もオープンで身近なものになってきたので、塗装工×ITというスタイルが、これから必要なのかなと思います。
技術を高めることも必要ですが、これからは世の中に情報を発信していく事が職人にとっても必要なんだと思います。
将来性というのは自分次第で変わります。