この記事では大工、瓦、塗装職人として働いていた経験で選んだ「道具7選」を紹介します。
- 失敗しない電動工具3選
- あると便利なお役立ち道具4選
- お金をかけないほうがいい道具
DIYとはいえ、本格的な作業をしているのなら道具もこだわるべきです。
限られた時間で作業効率をUPさせるには、道具でしか解決できないことも多いんですよね。
ここで紹介する道具はプロが使っているものばかりなので、これからDIYを始めたいと思っている初心者にはおすすめしません。
ガチでDIYをやっているあなたに向けて、買っても後悔しない道具を紹介します。
DIYに最適な道具の選考基準
紹介するにあたって、自分なりにルールを決めて選んでいます。
- 価格に見合った性能
- 長く使用できるもの
- プロでも満足できる
高ければいいってものではないので、500円〜高くても8万円以内で購入できるものに限定しました。
価格に見合った性能
道具は使ってみないと良さがわかりませんので、使ったことのない工具は紹介しません。
- 買っても全く後悔しなかった
- 使いやすい設計になっている
- 大変な作業を楽にしてくれた
仕事が楽しくなる道具って感じですかね。なんというか、使っていてテンション上がるやつです。
長く使用できるもの
お気に入りで長く使い続けていた道具。壊れても修理したり、買い替えたりして使っていたもの。
道具は消耗品なので、一生使えるものはありません。ただ、壊れても「また使いたい」と思わせてくれるものを選んでいます。
もちろん好みもあるかもしれませんが、買ったはいいけど使わない道具もけっこうありますからね。
プロでも満足できる
基本的に周りのには現場仕事の知り合いが多いので、職人のリアルな口コミを聞いてから買った道具の中から選んでいます。
実際に使っている友達に聞いたりして、実績のある道具や、そのモデルの最新版しか買いませんでした。
おかげで高価な道具を買うときは失敗したことはありません。仕事が変わってから手放した道具も多いですけど。
さて前置きが長くなりましたが、ここから具体的に道具を紹介していきます。
DIYに抜群の電動工具3選
DIYを本格的にやっているなら手作業も限界。
色んなメーカーがあって迷うかもしれませんが、基本的に電動工具は「マキタ」を選べば間違いありません。
日立を使っていた時期もあったんですが、最終的には細かい部分の造りやデザインに惹かれてマキタに落ち着きました。
マキタ:インパクトドライバー
インパクトがないと仕事にならない。 特にバッテリー工具が増えてきてからは手放せない工具です。
- 掃除機
- 丸のこ
- ライト
- ブロワー
- サンダー
※上記は一部です
インパクトを1セット持っていれば、あとは本体を購入するだけで他の工具も使えます。
本体だけなら安く買える工具も多いんですよ。
安物のインパクトはダメなの?
基本的には問題ありません。安いものを選ぶ基準は「使い方」です。
家具の組み立てとか、ちょっとした穴あけやビス止めなら1万円台で買えるインパクトでも十分ですよ。
マキタなどの上位モデルは速度調整などの細かい機能も充実していますし、パワーやバッテリー持ちが「プロ仕様」になっています。
パワーの差が出るのは「65〜90ミリ」のビスを打っているときですね。早いし疲れない。
☆おすすめバッテリー工具
※本体のみ(バッテリーなし)です。
マキタ:スライド式丸のこ(刃のサイズ:165ミリ)
※バッテリー式のものは使ったことがないため詳細はわかりませんが、長時間の使用ならこちらのコード式かなと思います。
これあるだけでマジで楽。レーザーポインター付きなので、誰でも木材の狙った箇所を真っ直ぐ切れます。
スライド式なので、手前に引っ張れば300ミリの幅(フローリングくらい)まで切断可能。
上記のモデルは切り込み深さが46mmのタイプです。
せっかくのスライド式丸のこなので、300ミリ幅が切れるタイプがおすすめです。
☆合わせて買いたい
※スライド式丸のこ用の補助台、長いものを切断するときに役立ちます
マキタ:ミニサンダ
※75×105ミリの幅です
木材のペーパーがけが簡単にできます。これに関してはリョービの工具をおすすめ。
サイズ感、握りやすさが抜群に使いやすいですね。振動も少なく、安定感もあります。
なぜこの小さいサイズを選ぶかというと、すでに組み立てられた本棚やテレビ台に使えるからです。大きいサンダーだとぶつかって使いにくいんです。
大きいサイズは手が疲れるし、作業スピードもそこまで変わらないんですよね。
☆合わせて買いたい
粘着タイプなので貼り付けるだけで簡単にセットできます。
DIYの作業を補助してくれるお役立ち道具4選
ここから紹介するのは、ちょっとした小道具ですね。サクッと紹介していきます。
差し金
L形の定規ですね。個人的には「尺・寸」タイプが使いやすいですが、お好みでどうぞ。(上記はミリのタイプです)
木材に直角の線を引くときに便利ですね。職人の必須アイテム。 もちろん、表記の寸法は自分が使いやすいものでOKです。
長手の5寸(15センチ)くらいの部分を持つのが基本です。
ハンディ墨つぼ
※自動巻きなので、気を抜いていると針が飛んでくるので注意
基本的には下地の箇所、切断箇所の印用ですね。墨汁を入れて使用します。
最近は電動工具やその他の定規が進化しているので、使用頻度はちょっと減ったかもしれませんね
ただ、使わないことはないので必需品かなと思います。
丸のこ定規(3種類)
エルアングル定規
コンパネなどの大きいサイズの切断用。安定感があるので簡単にまっすぐ切れます。
フリーアングル定規
サイズの小さい木材用。角度を変えてカットできる優れものです。
フリーアングル定規はスライド式丸のこがあれば不要です。
引落とし用定規
丸のこに取り付けて木材の「幅」を落とすための定規。使い勝手がいいので1つは持っておきたいです。
黒刃シリーズ
覚えておきましょう。カッターの刃といえば黒です。
カッターの刃
切れ味がいいので取り扱い注意ですが、塗装の養生(マスカー)を切るときなんかは抜群です。
丸のこの刃
ちなみに52Pというのは刃のチップの数。数が多いほど切断面がきれい。
フッ素コーティングで木材のヤニがつきにくくなっています。滑りも良く切断も快適。
自分で作ろう!便利な作業台の作り方
作業台はコンパネで自作しましょう。今回は「平野屋チャンネル」さんの動画がわかりやすかったので、参考にしてください。 台の高さは「おへそ」か「ちん〇こ」くらいの高さがベスト。
とはいえ作業によって違うので、高さは調整してください。
DIYでもあまりお金をかけないほうがいい道具
DIYでも使うけど、お金をかけても意味がない道具をピックアップしました。
- ノミ
- のこぎり
- 鉋(かんな)
おそらくすべてを完璧に使いこなせるのは、プロでも少ないはずです。
ノミ
あると便利だけど、研ぎ物ができないのであれば持っていても無駄。
よほど興味があれば安物を買って試してみましょう。 もし買うのであれば、1寸の「ノミ」が使いやすいです。
のこぎり
必須アイテムですが、替刃式の安いもので十分です。
ここにお金をかけるのなら、丸のこ買って上手く使えるようになったほうがいいと思います。
大工として働いていたときでも、高いノコギリ(それでも5,000円台)は「和室」でしか使いませんでした。
鉋(かんな)
1番お金をかけてはいけない道具。替刃式でも使いこなせる人は少ないでしょう。
- 刃の研ぎ方
- かんな台の調整
- クセに合わせた刃の出し方
まぁちょっと使うだけなら誰でも使えます。 僕は凡人なので、大工歴5年でも完璧には使いこなせませんでした。
3万円のカンナを1週間でダメにしたのはいい思い出です。
まとめ:DIYの完成度を上げるには道具が必須
今回はプロ仕様の「電動工具3選」と「お役立ち道具4選」を紹介しました。
DIY初心者にもおすすめできるのですが、道具は使ってなんぼなので、使用頻度が少ないのなら安い道具で十分です。
- 使う頻度が多い
- ある程度の経験がある
- 作業効率をUPさせたい
ガチンコの人以外は購入しないでください。それでは、ケガのないよう作業しましょう!
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