オイルステインじゃなくて水性ペンキにニス…
水性塗料(ペンキ)の上にニスを塗るのは問題なし
僕もヤフー知恵袋を確認してきたのですが、他の質問者さんの意見やニスを塗りたい理由を一旦整理すると次のような感じです。
- ペンキの強度を上げたい
- ツヤを上げたい
- なんとなく塗ろうかな
イメージとしては木材塗装でオイルステインのように木目を出すのではなく、ペンキで木目を塗りつぶした上にニスを塗る感じ。
こういった意見をふまえても、水性ペンキの上にニスを塗るのは特に問題ないかなと思います。
ただプロの塗装屋は使わない塗装方法です。木材をペンキで塗りつぶした場合にニス仕上げをする意味がないからですね。
ただ塗りたい気持ちはなんとなくわかります。水性塗料のツヤ消しは汚れに弱いものも多いですからね。
もしニスを塗るなら水性ペンキは薄く塗る
ニス仕上げをするのであれば、水性ペンキを厚塗りしてはいけません。ただの着色剤だと思ってください。
ニスで保護するので、ペンキとしての性能は不要。厚塗りしても意味がないからですね
- 色を付けるだけの塗料
- 薄く塗り重ねるのが基本
- 塗料の性能は低い
ニスが仕上げ剤になるため、ペンキで色を付けるような感覚でOK。色さえ付けばいいので、けっこう水で薄めて塗っても大丈夫です。
厚塗りした水性ペンキの上にニスを塗ってもいいのですが、ニスで隠れてしまうので意味がありません。
厚塗りすれば乾きも悪くなるので、、、もう何をしたいのかわからなくなりますよね。
そもそも厚塗りは乾燥不良が起きる可能性もあるので、あまりいいものではないんです。
外で使うものには基本的にニスを使わない
ニスを使うのは室内限定にしておきましょう。なぜならニスは紫外線に弱いからですね。
外で使うものにニスを塗っても劣化が早く、最悪の場合パリパリになって剥がれが起きてくる可能性もあります。
日当たりのいい場所のフローリングが傷みやすいのもそのせいですね。
一応ニスには外部用もありますので、もし外で使うなら使い分けてください。
外で使うの場合は外部用を選ばないとダメ。それでも劣化は早いと思います。
ツヤ有りの水性ペンキならニスは不要
基本的にツヤ有りのペンキを使うならニスを塗る必要はありません。ツヤ有りは汚れが付きにくいようにしっかり塗膜ができているからですね。
ツヤ消しは汚れに弱いので、ニスを使いたい気持ちもわかりますが、ツヤ有りはそのままで問題なし。
そもそもペンキはそれだけで仕上げられる塗料なので、ツヤ消しの上にニスを塗るのも邪道なんですけどね。
塗装経験のある人からすると「ペンキの上にニス」っていう発想はないはずです。
車の塗装のイメージがある人もいるかもしれないですね。車は塗装工程が違いますので。
まとめ:水性塗料(ペンキ)の上にニスを塗ってもいいけど気をつけて!
水性塗料の上にニスを塗るのは特に問題ありませんが、しっかり使い方を守りましょう。
ニスを塗る時点で下に塗る水性塗料はただの着色剤になります。
- 水性塗料は薄く塗る
- 内部用・外部用を使い分ける
- ツヤ有り塗料はニス不要
強度を上げる目的でニスを使うならいいのですが、なんとなくニスを使うのなら意味がありません。
僕からの回答は以上になります。今回は「水性塗料(ペンキ)の上にニスを塗っても問題ない?」という質問に答えさせていただきました。
DIYならではの発想かなと思いましたので、こういった質問は新鮮ですね。
またいつでもご質問お待ちしています!質問はお問い合わせページからお願いします。
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