- 外壁をDIYで塗装したい
- 基本的な流れを理解したい
- 週末や連休しか作業できない
外壁塗装をDIYで行う場合は、工程や塗る順番を理解しておく必要があります。
そもそも週末しか作業を進められないのなら、工夫して塗ってあげないと失敗する可能性が高くなるでしょう。
理由は、塗装の乾燥時間が長くなり過ぎるからですね。上塗りを塗り始めたのなら、7日以内に仕上げないと「剥がれ」の原因になります。
この記事では、外壁をDIYで塗装する際のポイントを解説します。誰にでも実践できる内容なので、参考にしてみてください。
きちんとマネして失敗を上手く回避しましょう。
外壁塗装をする際の作業ポイントを解説
基本的な塗装工程を解説していきます。流し読みでもいいので、各工程のポイントだけは抑えてください。
高圧洗浄:テクニックは不要!
テクニックは必要ありません。とにかく外壁の汚れを丁寧に落としていきましょう。 洗剤とブラシじゃきついです。安いモデルでいいので、ケルヒャー買ってください。
- 絶対に必要な工程
- 1日で終わらせよう
- 乾燥時間は1日以上
窓や土間など、塗装しない部分も一緒に洗浄することで養生がくっつきやすくなります。
シーリング工事:意外と難しい!
マスキングのテクニック、ヘラで撫でるタイミング、やってみるとなかなか難しいです。 コーキングガンで腕がパンパンになるし、塗装のほうが楽。
- 打ち替えのほうが強い
- 塗装よりも難しい
- ノンブリードを使おう
シーリング材は、ブリード(黒ずみ)が出にくいタイプがおすすめです。
養生:しっかり抑える!
テープを貼る部分はキレイに掃除しておかなないと塗料が滲みやすくなります。 養生はけっこう面倒な作業ですが、きちっと収めていきましょう。
- しっかり抑える
- 無理に引っ張りすぎない
- ホコリや水は天敵
塗っている途中に養生が剥がれるのはテンション下がりますよ。
下塗り:手抜きできない重要な部分!
塗装は下塗りが1番大事です。きちんと塗らないと、剥がれや色ムラの原因にもなります。 シーラーなら塗るのは簡単ですね。
- 塗り残しがないよう注意する
- ムラが出ないように手早く
- 目的を理解して下塗りを使う
下塗りといっても種類が多く効果も様々。使う塗料にどんな効果があるか理解しておく必要があります。
上塗り2回:楽しくしっかり塗ろう!
下塗りさえしっかり入っていれば、塗るのは簡単です。色がついていくから楽しく塗っていけるはず。 1回目の塗装で塗り残しがないように塗るのがポイントです。
上塗りは2回目になると塗料の吸い込みも減り、塗るのが楽になります。
- きちんと丁寧に塗っていく
- 乾燥時間をしっかりとる
- 1回目の上塗りは特に丁寧に
2回目は塗り残しがあったとしても、見た目にはわかりにくいから注意が必要です。
掃除・チェック:最後のチェックを怠るな!
掃除なら掃除だけをまず終わらせましょう。「掃除を終わらせる→タッチアップ」のように順番に片付けていけば無駄もありません。
おそらく掃除する箇所も多いはずなので、目立つ箇所を優先して掃除していきましょう。目立たない場所は最悪無視でOK。
- 1つ1つ順番に終わらせる
- テープで印をつける
- 重要な部分だけ徹底してみる
プロは掃除がないように養生を徹底するんです。掃除が大変な部分は、汚れないよう徹底的に養生します。
外壁は1面ずつ集中して工事を進める
外壁を1面ずつ仕上げてく方法。南面なら南面だけに集中するってことですね。 週末にDIYを進めるような「時間が限られている人」向けの段取りになっています。
1面に集中して工事を進める流れ
自分のペースに合わせて塗る場所を決めればOKですが、「下塗り→上塗り2回」は週をまたがないようにするのが理想。 なぜなら、塗装の間隔を開けすぎると「密着性」が悪くなるからです。
- 1日目:養生+下塗り
- 2日目:上塗り2回
塗料によって違いますが、塗装間隔は3時間以上〜7日以内を目安に塗装してください。
7日以上放置すると、塗料が完全硬化してしまうので、その上に塗り重ねたら「はじき」や「剥がれ」が起きやすくなります。
変なところで中断するのはNG。きちんと一面に集中して塗ってください。
1面に集中するメリット
1面ずつ仕上げるのは「無駄」が多いように思うかもしれませんが、DIY初心者にとってはメリットのほうが多いです。 もし養生に雨がかかると「のり」が湧いて、外すのが大変ですしね。
- 外壁にゴミがつきにくい
- 養生を撤去しやすくなる
- 作業の流れや塗料の数を読みやす
1つ1つの工事が終わっていくので達成感もありますよ。いきなり全ての面に手をつけるのは気分的にもしんどいです。
何よりも外壁を優先して終わらせる
他に塗るところがあってもまずは外壁を終わらせましょう。他の塗装部分はその後でOKです。
大きい面積を終わらせるほうが気分も楽になるし、流れもいい感じになります。 軒天や天井を色分けする場合は、外壁よりも先に塗装することもありますが、「雨とい」や「破風板」は最後です。
- 他の付帯部は無視でOK
- とにかく外壁を終わらせる
- とにかく外壁を終わらせる
外壁と絡む「水切り」などの金属部分を塗る場合は、外壁よりも先にサビ止めを塗っておくと楽です。
できればプロに任せたほうがいい作業
DIYでやるのをおすすめしない工程があります。
足場組立
足場が悪いと命に関わります。素人は触らないほうがいいです、ホント辞めてください。
よく足場の延長料金がかかると言われますが、最初にきちんと余裕を持った期間にしておけばOKです。だいたい15万〜30万以内で収まるはずです。
不安なら足場をお願いするときに、延長した場合はどうなるか聞いておくといいかもしれませんね。
シーリング工事
塗装よりも難しいです。繊細な作業なので、技術的に無理な人もいるかもしれませんね。
性能や見た目にも大きく関わるので、自信がない人は辞めておきましょう。 打ち替えで1メートル / 1,000円〜くらいが相場になります。
どんなに上手く塗装できても、シーリングが傷んでいたら意味がありません。しっかり直しておきましょう。
補修や張替え工事
傷みがひどい場合は補修が必要になります。
なにより原因を突き止め、直す範囲を見極めなくてはいけません。 原因がわからないと直す方法も決められませんしね。
塗装できないレベルの傷みなのに気付かずに塗ってる人もいますが、ホントすぐ剥がれますよ。
塗装では解決できないこともあります。詳しくは外壁塗装はなぜ必要?放置するリスクと注意すべきポイントを解説をご覧ください。
まとめ:DIYで塗装するなら限られた時間を有効に使おう!
DIYで塗装するなら段取りが重要です。
- やってみると意外と大変
- トラブルが起きるかもしれない
- 思ったよりも時間がかかる
ローラーで塗るのは、イメージしている通り簡単に塗れますよ。他の細かい作業で苦戦するかもしれないですね。特に養生とか掃除とか、地味なことは大変です。
時間がかかってしまうといい加減になってしまうのが人間です。 せっかくやるのなら最後まで楽しんで塗りましょう!
中途半端に塗ってしまうと、手直しするのも大変ですし、余計に費用がかかってしまうこともあります。
ヌリカエのような見積もりサイトを使えば、無料で外壁塗装の費用がわかるので、まずはプロに依頼するとどれくらいかかるのか知っておくべきです。
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