
こんな悩みをさくっと解決します。
この記事でわかること
- 開業届の作成手順を解説
- 開業届のちょっとした知識
- 確定申告のために準備するもの
めんどうなイメージがあるかもしれませんが、開業届はマジで簡単に作れます。
本記事では、実際に開業届を作成した手順を画像付きで解説します。5分ほどあれば完成するので、ちょっとした空き時間にでも作れます。
開業届の作成は知識ゼロでも全く問題なし!簡単にできます!
本記事では、開業freeeという無料サービスを使って開業届を作成します。
対応アカウント
- Googleアカウント
- Facebookアカウント
- Microsoftアカウント
- Office365アカウント
上記のアカウントがあれば、簡単にログインできます。
開業届の作成に必要なもの
開業届の作成に必要なものをまとめました。
開業届の作成に必要なもの
- 印鑑(認印でOK)
- マイナンバー(通知カードでOK)
- プリンター(またはアプリ)
- 屋号(決めなくてもOK)
- 封筒と切手(2通分が必要)
上記があればOKですが、もう少し詳しく説明していきます。
印鑑(認印でOK)
完成した書類にいくつかハンコを押す箇所があるので、1つ用意しておいてください。
ただの認印でOKなので、普段から使っているハンコでだいじょうぶです。
開業届を郵送する場合は、ハンコの押し忘れは無効なってしまうので注意してください。
マイナンバー(通知カードでOK)
マイナンバーを記入する箇所があるので、手元に用意しておきましょう。
開業届をプリントした後に手書きで記入するだけでOKです。
番号がわかればいいのでマイナンバーカードを発行してなくても、通知カードあればだいじょうぶです。
プリンター(またはアプリ)
提出方法は「郵送」が1番おすすめです。 自宅にプリンターがない場合は、アプリを使ってコンビニなどで印刷できます。
- かんたんnetprint(セブンイレブン)
- ネットワークプリント(他のコンビニ)
ICカードリーダー(有料機材)があれば自宅にいながら完了しますが、お金の無駄です。
かんたんnetprint
ネットワークプリント
これらのアプリがあればプリンターがなくても問題ないですね。
屋号を決めておく(なくてもOK)
屋号(会社名)を決めるのであれば、前もって決めておきましょう。
屋号をつけるメリット
- 屋号で領収書を管理できる
- 屋号で通帳を作れる
- 世間的に認知されやすい
お子さんが通う「保育園」や「学校」に提出する書類などは、会社名があった方が記入しやすいです。
個人名でも開業届は出せるので、無理に決めなくても問題はありません。
封筒と切手(2通分が必要)
開業届を郵送するのに、封筒と切手を用意しましょう。A4サイズのもの、もしくは長形3号でだいじょうぶです。
- 郵送用の封筒×1
- 返信用の封筒×1
- 往復分の切手:約80円×2
切手の料金が不安な人は、郵便局の窓口で購入すると間違いないです。返信用の封筒もいるので、忘れずに一緒に郵送しましょう。
【5分で完了】画像付きで完全ナビ!開業届の作成手順
ここからは、画像付きで解説します。まずは開業freeeへログインしてください。
開業freee:「今すぐ開業準備を始める」
トップページから「今すぐ開業準備を始める」を選んでスタートです。
step
1新規登録orアカウントでログインする
好きなアカウントでログインしてください。ない場合は、メールアドレスとパスワードを入力して登録を済ませてください。
step
2仕事の種類を入力する
仕事の種類と概要を選びましょう。どれも当てはまらない場合は「フリーランス」を選び、「自由入力」を選択して入力すればOKです。
step
3事業開始予定日を入力する
事業を始めた日は、けっこうテキトーでもだいじょうぶです。一応この日付が創業日になります。
step
4「収入」「働く場所」「従業員」を入力する
収入は、見込みなのでだいたいでOKです。働く場所や従業員は、決まってからでも申請できます。
入力が完了したら「次へ」をクリックして進んでください。
step
5屋号を入力する
個人名でもだいじょうぶですが、通帳を作ったり書類に記入したりする際は、屋号があるとわかりやすいです。
step
6住所や名前を入力する
住所などの基本情報です。ここをで入力した情報をもとに、開業届を提出する税務署がピックアップされます。
step
7収入の種類を選ぶ
ほとんどの人が事業所得に当てはまるはずです。
step
8確定申告の種類:青色申告がおすすめ
青色申告にするだけでも、10万円の控除が受けられます。
月収が40万円の場合
収入が高い人ほど青色申告を選びましょう。
step
9完了したら「書類を提出する」を選択
屋号と確定申告の種類が決まっていれば、サクサクいけると思います。
step
10提出先は自動で表示される
入力した住所に合わせて税務署の名前や地図が表示されます。
step
11「書類を確認する」からPDF画像へ
この時点でプリントできる状態になっています。記入箇所が書いてある「説明書」もプリントされるので、誰でも簡単に仕上げれます。
step
12書類の選択方法を選ぶと解説が出てくる
ここで開業freeeは終わりです。ここからプリントに進みましょう。
完成した開業届をプリントする
STEP12の画像にあった「書類を確認する」からPDF画像のデータからプリントしましょう。
印刷されるもの
- 説明書(税務署の宛名付き)
- 個人事業の開業・廃業等届出書
- 所得税の青色申告承認申請書
- 個人事業の開業・廃業等届出書(控)
- 所得税の青色申告承認申請書(控)
選んだ内容によって枚数も違います。説明書に「記入箇所」や「押印」について書かれているので、従って書けばOKです。
「控え」の紙にもハンコやマイナンバーが必要なので忘れないようにしてください。
税務署に郵送して完了
説明書から「税務署の宛名」ハサミなどで切り抜き、封筒に貼り付けましょう。
封筒に入れるもの
- 個人事業の開業・廃業等届出書
- 所得税の青色申告承認申請書
- 個人事業の開業・廃業等届出書(控)
- 所得税の青色申告承認申請書(控)
- 返信用の封筒と切手
後はポストに出して完了です。何日かすると、控えが返ってきます。
初心者向けの開業届の基礎知識
開業届に関する基本的なことを知っておきましょう。
開業届は必ず出さなければいけないの?
開業届を提出しなくても個人事業主として働けます。きちんと確定申告をすることの方が大切です。
事業をする=開業届ではありません。
法人の会社みたいに社会的な信頼もないので、開業届を出しているからといって有利になることはありません。
しかし、税金に関してはメリットがあります。
開業届の提出期限は?
開業届の役割は、税務署に開業することを知らせて青色申告の申請をできるもの。
一応の決まりとしては、事業を始めてから1か月以内に開業届を出さないといけません。
青色申告を出すメリットは大きいので、是非出しておきましょう。
開業届を出すメリットは?
開業届は下記のようなメリットがあります。
- 屋号で銀行口座を作れる
- 3年間の赤字を繰り越せる(青色申告)
- 10万or65万の特別控除が受けられる(青色申告)
開業届と一緒に青色申告の申し込みを提出することで、節税効果の高い青色申告が受けられるようになります。
開業届の費用はいくら?
基本的に費用はかかりません。提出するときの雑費に少しだけお金がかかります。
- 封筒や切手代(郵送の場合)
- 交通費(税務署に行く場合)
提出方法によって変わりますが、高くても数百円で収まると思います。
開業届の作成よりも大事なのは確定申告への意識
開業届を出すのは簡単なので、心配することはありません。それよりも確定申告の準備をしておくといいかもしれません。
確定申告のために読んでおきたい本
全く知識がない場合は、確定申告について少しは知っておかないと厳しいと思います。
おすすめの本
フリーランスに向けての税金の知識が、マンガでわかりやすく書いてあります。難しい本を最初に読むと萎えますよ。
確定申告はシンプルに考えよう
確定申告は難しいイメージがありますが、基本的な2点を抑えておけばOKです。
- 収入をすべて記録する
- 仕事で使ったお金を管理する
思っているよりシンプルなので、月ごとに分けて管理しておくと後からでも処理が楽になります。
常に経費にできるものがないか考える
使ったお金をが分かるように、仕事関係で使ったものは領収書とレシートを必ずとっておきましょう。
処理がわからないものでも「経費」として計上できるかもしれません。
とりあえず使ったものを管理するクセをつけておくのが基本です。
まとめ:開業届は青色申告するために提出する書類
それでは本記事のおさらいです。
開業届はの作成と青色申告の申請は、開業freeeを使えば5分ほどで簡単に終わります。
簡単3ステップ
- 開業届freeeで入力
- プリントする
- 郵送する
上記の3ステップで完了です。
開業届と一緒に青色申告の申請書を提出すれば、大きく節税できます。
難しく感じるかもしれませんが、やることはシンプルです。
コツコツと慣れていきましょう。
それでは以上です。 最後までお読みいただきありがとうございます。